高機能マーケツールのSATORI社が総額12.2億円の追加資金調達を実施

ECのミカタ編集部

創業期に特化した独立系ベンチャーキャピタル「インキュベイトファンド(東京都港区、代表パートナー:赤浦徹、本間真彦、和田圭祐、村田祐介 )」が、マーケティングオートメーション(以下「MA」)ツール「SATORI」を提供するSATORI株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:植山 浩介)の、総額12.2億円の調達ラウンドにリードで追加投資を実行したことを公表した。

シードスタートアップへの投資で国内最大規模の実績

SATORI社の「SATORI」は、“リードジェネレーション”に強い国産マーケティングオートメーションツールだ。リード情報(メールアドレスを含む個人情報)獲得前の、匿名ウェブユーザーに対してのナーチャリングを実現することで、これまでのMAツールにくらべて、大量の見込顧客創出を実現することができる。

またインキュベイトファンドは、「志ある起業家の挑戦を、愚直に支え抜く」をモットーに、創業期の投資・育成に特化した独立系ベンチャーキャピタルだ。シードスタートアップへの投資において国内最大規模の実績を有し、運用総額339億円のファンドから300社以上のポートフォリオを構築している(2019年1月現在)。

次の4年で3,000社への導入を目指す

次の4年で3,000社への導入を目指す

国産MAツールとして認知度トップクラスのSATORI社は、創業4年目にして国内導入企業数400社を超え、国産 MA ツールとして確固たる地位を築きつつある。同社は、今回の資金調達を機に次の4年で3,000社への導入を目指すという。

さらに「匿名客へのアプローチ(アンノウンマーケティング)」を強みとするMAツール「SATORI」のサービス機能を更に強化し、カスタマーサクセスやパートナー連携を強化していく方針だ。

「あなたのマーケティング活動を一歩先へ」

「あなたのマーケティング活動を一歩先へ」写真左:SATORI株式会社 代表取締役 植山 浩介 氏
写真右:インキュベイトファンド 代表パートナー 赤浦 徹 氏

今回の資金調達に際し、両社のキーマンから次のようなコメントが出されている。

SATORI株式会社 代表取締役 植山 浩介 氏

「BtoBソフトウェア業界にて卓越した実績を持つ、インキュベイトファンドからの投資決定は、我々のビジョン『あなたのマーケティング活動を一歩先へ』への強いコミットを意味します。なぜなら代表パートナー赤浦氏は私たちに『常にカスタマーサクセスにコミットし続けろ』という原点回帰を求めるからです。インキュベイトファンドは、私たちの身を引き締める存在であると同時に、『事業のあるべき姿』を常に再確認さてくれる心強いパートナーです」

インキュベイトファンド 代表パートナー 赤浦 徹 氏

「植山社長の、デジタルマーケティング業界における深い知見と経験を元に、徹底してユーザー目線に立って開発を続ける『SATORI』にかける情熱は並々ならぬものがあります。また、『あなたのマーケティング活動を一歩先へ』というビジョンを実現する車の両輪である、カスタマーサクセスへの全社一丸となった取り組みにより、『SATORI』は国産MAツールとして確固たる地位を築き始めております。インキュベイトファンドの出資先でも『SATORI』を活用している先は複数社あり、高い評価を受けています。今回共に出資させて頂いた他の株主の方々のお力もお借りしながら、今後も共にさらなる事業成長を目指して参ります」

このように創業期の企業に特化したベンチャーキャピタルとして豊富な実績のあるインキュベイトファンドが今回選んだ投資先は、気鋭のMAツールで市場に斬りこむSATORI社だ。MAツールは当然にしてECビジネスにおいても威力を発揮する。SATORI社は、ますます競争が激化し先が見通しにくい内外の市場動向を前に、今回の資金調達を通してさらなる経営上の基盤強化とともに繰り出す施策の選択肢が増えることとなりそうだ。

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