中古業界の未来を変える。3ステップで商品を世界中へ発信

ECのミカタ編集部

株式会社ワサビ(大阪府大阪市、代表:大久保裕史、以下「ワサビ」)は2019年3月6日にリユース販売特化型EC一括管理システム「WORLD SWITCH」においてAI(人口知能)による画像識別での商品登録機能を導入した。なお一般へのリリースは4月頃となる。

出品に関する手順を一括サポート

「WORLD SWITCH」とはリユース商品(中古商品)をECにて出品する際の在庫連動、一括出品、受注管理、自動翻訳を効率よく簡単に運用できるシステムだ。日本だけでなく世界中のECモールへの出品が可能だ。

ECやリユース、CtoCビジネスが盛り上がりをみせる一方、その労働環境の改善や作業効率についてはまだ発展途上だ。そこでワサビでは商品登録の際にかかる時間の圧倒的な短縮を目指し、画像識別によるリユース商品の型番・推奨価格を査定できるシステムを導入したのだ。

【世界初】AIを使った画像識別で実現

【世界初】AIを使った画像識別で実現

操作は
①商品を写真に撮りアップロード
②上がってくる候補型番を選択
③推奨価格を入力し出品
のわずか3ステップで完了する。

同社では、リユース業界の経験がない方でも簡単に短時間で商品登録から出品までを完了できるとしている。このAI画像識別システムをリユース販売特化型EC一括管理システムに導入したのはワサビが世界で初めてとのことだ。

ワサビは昨年より開発を続けて来たが、3月6日にはまずルイ・ヴィトンのブランドリユース商品に対応が可能となった。今後はその他ブランドの導入に加え、ブランドアパレル商材以外のリユース商品においても同システムの対応を検討中となっている。

【WORLD SWITCH 画像識別概要】
導入予定日 :2019年3月6日
対応商材 :バッグ、財布・小物(その他商材追加予定)
対応ブランド:ルイ・ヴィトン (他ブランド追加予定)
一般導入予定:4月頃

ブランド古着ECでの店長経験から起業

今回の発表に際し同社代表から次のようなコメントが出されている。

「ブランド古着のECで店長として携わり、日々のリユース品をWebにアップし続けるという作業問題を抱えておりました。その問題を理解している自分だからこそ、中古業界に必要なシステムを作り、業界の未来を変えたい!と想い起業しました。

特定のマーケットプレイスへの依存、スタッフの不足、閉鎖的な業界の体質等…これらの課題を改善しなければリユース事業者はプロである価値を失い衰退の一途を辿るばかりです。 今後は海外の様々な国に販売していく事となると予測しています。

世界を股にかけた循環型社会をつくるために、リユース業界の未来を変え、イメージと存在価値を変え、5年後、10年後のリユース業界の未来を創り、リユース業界を変える未来の設計図を実現するチームが『ワサビ』だと確信しています」

まさに現場での経験を活かし「WORLD SWITCH」の開発に至ったことになる。リユース分野のみならずEC事業全般についても、こうした出品に関する業務の煩雑さは大きな課題だ。人口減にともなう生産労働人口の減少への対応やECビジネスを支援する上でも、画期的かつ心強いアプリと言えそうだ。

 


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