【佐川急便×JR北海道】空き列車を活用して配送改善!貨客混載業始動

ECのミカタ編集部

佐川急便株式会社(本社:京都府京都市/代表:荒木秀夫)と北海道旅客鉄道株式会社(本社:北海道札幌市/代表:島田修、以下、JR北海道)は、荷物を旅客列車で輸送する貨客混載事業を4月18日から開始することを発表した。

過疎地域の集配効率改善へ

ECの活性化、人口減少などの要因により、自動車運送業の担い手不足と旅客輸送の減少が全国的に課題とされている。
特に過疎地域等における物流・人流サービスの維持は重要な課題だ。

こうした状況のもと、貨物・旅客輸送にそれぞれ特化していた従来の輸送サービスを、「かけもち」できるよう規制が緩和されている。

佐川急便はかねてより北海道内の集配効率を上げるべく、列車をつかった貨客混載業をおこないたいという意向のもと、JR北海道と実現の可能性を検討してきた。

JR北海道としても列車を有効活用したいという思いがあり、両社の利益が一致していたことで、今回新たな混載事業の開始が実現した。

運用フロー

輸送区間は、宗谷線稚内駅から幌延駅間、片道60.0kmの距離だ。
輸送時間は平日の1日に往路と復路を各1本ずつのみ。

往路の稚内駅から幌延駅間は、佐川急便の配達員が幌延町に届ける1日分の荷物を専用ボックスで稚内駅で列車に搬入・輸送し、幌延駅にいる配達担当者が受け取り、復路では空になった専用ボックスのみを稚内駅に輸送しかえす仕組みだ。
実際に幌延町での配達は、佐川急便が業務委託契約を結んだハイヤー会社がおこなう。

北海道にも配送改善の波

配達業界が宅配クライシスで騒がれたのも今や2〜3年前のこととはいえ、未だに全国的に慢性的な人手不足は続いている。

人口減少で列車の活用方法を模索していた北海道でさえ、配達の人手が足りないほどに配達の需要が高まっている、ECの活性化が進んでいることも明白だ。

今回の取り組みを皮切りに、全国の他の過疎地域でも同様の活用が進めば、配達業界の人手不足にともなう配送トラブルも少なくなるだろう。

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