ユーザーが今欲しいものを表示可能に ECサイト構築プラットフォーム『aishipR』と 画像認識AIサービス『popIn Action」』の連携で実現

ECのミカタ編集部

株式会社ロックウェーブ(本社:滋賀県大津市、代表取締役:岩波裕之)の提供するECサイト構築クラウド型プラットフォーム「aishipR」はpopIn株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:程 涛)の画像認識技術を活用したECサイト向け画像検索サービス「popIn Action」と連携したことを公表した。

この連携によってaishipRで運営される自社ECサイトでユーザーが欲しい商品を最新の画像認識技術でレコメンドして心地良い購入体験を実現するとしている。

ECサイト構築専用のクラウド型プラットフォーム「aishipR」

Googleが推奨するレスポンシブWEBデザインでスマホ・タブレット・PCに一元対応したECサイトの構築運営を容易にできるクラウド型プラットフォームのサービスだ。料金は初期費用20,000円~、月額費用9,800円~となっている。

モバイルEC中心設計でGoogleのモバイルフレンドリーアップデートやSEOにも最適で、機能性はクラウド型プラットフォームなので月一回のバージョンアップで最新性が保たれ、また基幹システムや外部ツールとの連携・独自機能追加などのカスタマイズにも対応している。

インフラはAWS(アマゾンウェブサービス)を利用し世界最高水準の安全性や安定性とともに最新技術のオートスケーリングなどを活用し、突発的な集中アクセスなどの高負荷にも対応できる。

ECサイト向け画像検索サービス「popIn Action」

ECサイト向け画像検索サービス「popIn Action」

popIn Actionは、ECサイトの訪問者が目当ての商品を見つけやすくするサービスだ。ユーザーが閲覧している商品やアップロードした商品と類似している商品をサイト内から表示するレコメンド機能などが搭載されている。

これまでのECサイトで利用されるレコメンド枠は、「ある商品を購入したユーザーは、当該商品と共に購入されることの多い別の商品も購入するであろう」という予測に代表される“協調フィルタリング方式”が主流だった。

協調フィルタリング方式において精度の高いレコメンドを実現するには当該ECサイトに大量のユーザー行動履歴が蓄積されていることが必要であり、大規模なECサイトでないと実装が難しいものだった。

popIn Actionは、独自の画像認識技術を活用し、商品に色・形・柄・素材などの属性を与えることで類似したアイテムを表示できることから、ユーザーの行動履歴などは必要なく、より手軽ににサイト内に搭載できる。

今ほしい商品をレコメンド

ECサイトを運営する上で一義的な目的はもちろん商品が売れることとなるだろう。しかし膨大な商品がある中で「欲しい商品が見つからない」「見つけることができない」ことで商品購入の前に離脱してしまうことは自社ECサイトを運営する事業者にとって大きな課題となってきた。

上記の課題を解決する方法として、レコメンド機能がある。反面、従来のレコメンド機能は購入した商品を基にオススメの商品を表示させるため、ユーザーが商品を選んでいる「その時」に適切な商品をレコメンドさせることは難しいと言わざるを得なかった。

そのような従来のレコメンド方法とともに画像認識技術を利用した検索サービスである「popIn Action」を利用することで、運営側はユーザーに「その時」ほしい商品をレコメンドすることが可能になるのだ。

◆連携によって利用できるレコメンド機能

「aishipR」と「popIn Action」が連携することで以下の二つのレコメンド機能をより手軽に導入することができる。

① ユーザーが閲覧する商品に対して類似商品をレコメンドする機能

商品ページの画像に表示されるアクションボタンを押下することで類似商品を表示させることができる。

② ユーザーが撮影・アップロードした画像と類似の商品を提案する画像検索

検索ボックスに画像アップロード機能を付与し、ユーザー自身が保有する商品画像に類似した商品を自社ECサイト内から検索し表示することができる。

画像での訴求が商品購入の成否に大きく影響する

ECサイトは商品を直接触れない分、画像での訴求が購入の成否に大きく影響する。これらの点から、画像での認識が重要とされるアパレルやインテリアなどのユーザーを多く抱える「aishipR」と親和性が高いと判断し今回の連携に至ったとしている。

ますます競争が激しくなるEC市場を前に、いかにしてより成果につなげていくのかについて悩み多い担当者は多いことだろう。サイトそのものの設計や各種のキャンペーン、商品の入れ替えなど、そこへ至る道筋は無数に存在するが、よりユーザー目線に立った画像表示もそのひとつとなり得る。

今回の連携によって、これまで難しかったユーザーが今まさにオンタイムで欲しい商品を表示することが可能となり、成果を向上させるための心強いソリューションとなりそうだ。


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