ファンとアーティストの熱量の高いコミュニティがここに。FINTISTオープン
株式会社FANTIST (本社:東京都港区/代表:松本愛)は、ハンドメイド業界に特化した新サービスとして、アーティストとファンの関係性を可視化し、コミュニティを形成するオンラインプラットフォーム「FANTIST」を9月16日(月)にオープンした。
トップアーティストとファンとのクローズドなコミュニティ
FANTISTは、アクセサリー・フラワー・イラストに特化したハンドメイド業界で活躍するトップアーティストを厳選し、熱量の高いファンと所属アーティストとのクローズドなコミュニティを育成するオンラインプラットフォームだ。
現在の所属アーティストは、アクセサリー作家26名、イラストレーター4名、フローリスト3名の合計33名。
いずれもInstagramにおいて1〜10万人のフォロワーを抱えるマイクロインフルエンサーで、各業界で高い影響力を発揮している。
登録アーティストは、厳正な基準にもとづいてスカウトによって採用される。
年内には新たなジャンルも含め、60名が参加する予定だ。
FANTISTの3つの機能
1)世界125カ国でECに対応
国内はもちろん、海外への配送も可能となる。
海外製のクレジットカード払いにも対応し、海外のユーザーにもハンドメイド製品を届けることができる。
発送は運営側が代行し、アーティストは制作のみに集中できる。
2)ファンコミュニティへの加入
ファンコミュニティの会員になると、作品を優先的に購入でき、作品制作の工程を見られるライブレッスンや、アーティストを交えたオフ会、会員限定アイテムの発売などの特典を得られる。
アーティストとしても、労働集約型のビジネスモデルから、活動を資産に変えていく資本集約型へシフトできるメリットがある。
3)各企業との連携でPR促進
資材メーカーやマスメディアとの連携を通じ、所属アーティストのブランディングやPR支援活動を強化する。
雑誌やWEBメディアといった媒体への露出や、ワークショップの開催を通じて、効果的なPRを実現する。
市場規模は推計9,000億円にものぼるハンドメイド業界
ハンドメイド業界の市場規模は、9,000億円規模と推計されているという。
2010年の「Creema」リリースを皮切りに、続々とハンドメイド通販サイトがオープン、DIYブームも市場拡大を後押しした。
商品の売買はもちろんのこと、ワークショップの開催やレッスン動画を販売するオンラインサービスも登場し、ハンドメイドアーティストたちのビジネスモデルは変化しつつある。
中には年間1,000万円を稼ぐトップ層のアーティストが出てくる一方で、一定数のファンがいるのにも関わらず、作家活動を維持するための資金収入を得られないアーティストもいる。
ハンドメイド人口が急増したことにより、アイテムが低価格化し、労働集約型のビジネスモデルであるために単純に作品のみの比較では安いものが選ばれる、商品販売の対価を得るのみとなってしまうのが大きな要因となっている。
FANTISTは、こうした課題を解決するための試みのひとつである。
アーティスト一人ひとりが熱量の高いファンとの関係性を構築し、ファンにとってオンリーワンの存在となることで、自身の活動を資産としていくことを目的としている。
コミュニティブームに乗って、ファンにもアーティストにも嬉しいサービスに
ものや情報が溢れ、多様な生き方ができるようになった今、自由を得やすい一方で孤独感を抱える人が増えているという。
オンラインサロンやサブスクリプションモデルのカレーブランド「6curry」など、近年のコミュニティブームは個人のコアなコミュニティを求める強い願望が表面化したものと考えられている。
FANTISTもそうした熱量の高いコミュニティのひとつとして誕生した。
ファンにとってはいち早く作品を購入し、憧れのアーティストや同じ価値観を持ったファン同士の「心地よいつながり」「学び」が得られるサードプレイスとして、アーティストにとっては新しいビジネスモデルとして、ハンドメイド業界を支える新たなモデルの構築を可能とする。
今後、ハンドメイド業界がますます発展していくことに期待したい。