FABRIC TOKYOが展開するセール企画〜工場・商品点数を増やし生地に込める想いを発信

ECのミカタ編集部

オーダースーツECサービス『FABRIC TOKYO(ファブリック トウキョウ)』を展開する株式会社FABRIC TOKYO (本社:東京都渋谷区、代表取締役:森 雄一郎) は、2019年11月14日(木)~12月1日(日)まで、世界的なバーゲンセールの祭典であるブラックフライデーとサイバーマンデーの時期に合わせ、期間限定の2ピーススーツを特別価格にて販売する。

期間限定販売する生地を特別にセレクト

Fit Your Lifeをブランドコンセプトに掲げる、オーダースーツECサービスFABRIC TOKYOは、2019年11月14日(木)~12月1日(日)まで、世界的なバーゲンセールの祭典であるブラックフライデーとサイバーマンデーの時期に合わせ、期間限定の2ピーススーツを特別価格にて販売する。

商品は全て、日頃FABRIC TOKYOと取引のある工場の倉庫で眠ってきた良質な生地たち。ブランドの在庫処分の意味合いが強い従来的なアパレルのセールに対して、仲介業者を挟まずに各工場と直接生産を行うD2Cブランドとして、工場を巻き込み、協力しながら、この期間だけ販売する生地を特別にセレクトされている。

昨年初開催となったこのホワイトフライデー企画には多くの共感の声が寄せられ、計20着の限定生産スーツに対し4日間で20,000件の応募が集まったそうだ。今年は工場や商品数を大幅に増やし、より多くの人が参加できる企画として第2回目を迎える。

WHITE FRIDAY FABRIC hunt 2019概要

購入時、FABRIC TOKYOの店舗で採寸したサイズが必要。新規のユーザーはホワイトフライデー終了の2019年12月1日(日)までに、近くの店舗にて採寸を済ませた上で特設ページより購入へ進む。

[販売期間]
抽選制の商品 2018年11月14日(木)~ 11月20日(水)
先着制の商品 2018年11月14日(木)~ 12月1日(日) 売り切れ次第終了

[販売方法]
オンライン販売限定。店頭での生地サンプルや生地カードの用意は無い。

[商品点数]
全60点

[販売商品について]
3工場(岐阜県・三甲テキスタイル、愛知県・葛利毛織工業、三重県・御幸毛織)の倉庫に眠る在庫生地を活用したホワイトフライデー限定商品。

※商品の購入方法には、購入権利の抽選と先着制の2種類あり。詳しくは特設ページにて要確認。

今年の“ホワイト”フライデーでは工場・商品点数を増加

ブラックフライデーの「ブラック」は諸説あるが、「小売が黒字化する日」という意味で使われることが多い。

今回FABRIC TOKYOがブラックフライデーに参画するにあたり、①従来のアパレルのブラックフライデーのセールとは一線を画す取り組み②D2Cブランドとして工場と連携し本質的に価値あるものを売ること、2つの観点から、新しさや革新性を連想しやすい“ホワイト”を用いたホワイトフライデーと総称したという。

昨年のホワイトフライデー初開催にあたり岐阜県・三甲テキスタイルに加え、今年は愛知県・葛利毛織工業、三重県・御幸毛織の2つの工場が新たに加わり、全部で3つの工場と共に企画を開催。各工場の倉庫に眠る、行き先を無くした生地たちは、残りが極端に少ないために買取先が見つからなかったり、市場では数十万円で取引されているのに様々な都合で世の中に出せなくなってしまったりと、どれも品質には問題のない良品質な生地ばかり。

こうした生地の一つ一つのストーリーを、FABRIC TOKYO社員が実際に工場に伺いヒアリングしながら手に取って選定、工場のスタッフと協力して倉庫の中を探してみると、どうしてもユーザーに届けたい生地たちが、全部で60種類あまり出揃った。

どの生地も残りが少なく数着分のスーツしか作れないものばかりとのことだが、サイズをクラウドで管理し、オンラインでユーザー一人一人にあったオーダースーツを提供しているFABRIC TOKYOであれば、ニーズに合わせてこうした小ロットの生地を製品化することが可能だ。

販売手法としては決して効率の良いやり方とは言ないが「本当に価値あるものを工場と一緒になってお届けしたい」という思いから、今回実施に至ったのだ。昨今アパレル業界で「サスティナブル(=持続可能)」という言葉を聞かない日はないという。言う容易さに比べ、実際に行動に移すのは多くの手間を要するが、FABRIC TOKYOが考えるサスティナブルなセールのカタチを通じて、セールの割引率ばかりが注目されるブラックフライデーに、新しい価値提示をしていきたいとしている、

参加工場の紹介

◆愛知県・葛利毛織工業

低速織機にこだわり続ける世界中のファンをも魅了する美しい工場だ。織物の産地として知られる尾州のエリアで、1912年(大正元年)から伝統的なものづくりを守り続ける老舗の工場、長い歴史の中では、名だたる世界の一流ブランドとの取引も多く、国内においては天皇陛下に献上するなどその品質は高く評価されているという。

葛利毛織のものづくりのこだわりは、昭和初期に製造されたションヘル織機を今なお使用し1反ずつ織上げていく丁寧な仕事ぶり。ションヘルは、ゆっくりと生地を織りなすことが特徴であり、この機械を使うことによって、工業化され効率化された機械では作り出すことのできない柔らかな質感を作り出している。

そんな葛利毛織倉庫でひっそりと眠る生地たちは、効率的なものづくりを追求した先には決して到達できない希少価値の高いものばかり。4代目社長が控えめに見せてくださった生地の中には、40年間眠り続けた最高品質のブラックスーツ生地や、100%モヘアの高級サマースーツ生地など、葛利毛織の経年優化を実感せずにはいられない一品たちに出会うことができたそうだ。

工場を訪れると、ものづくりや工場の佇まいはもちろん、そこに流れる時の美しさに誰もが魅了されてしまう不思議な空間。時間をかけてゆっくりと作られた生地だからこそ、長く大切にしたい一着に仕上がることだろう。

◆三重県・御幸毛織

生地の仕上げに魂を込めて今では珍しい天然石けんでの洗浄にこだわる風合いの工場だ。広大な敷地に構える御幸毛織の四日市工場は、メインの入り口からそれぞれの製造工場までが長い廊下でつながれた、まるで秘密基地のような空間だ。

この広い広い秘密基地の中で、洗い方や染色などの微妙な加工に対応するよう様々な機械や工程が細かく分類されていて、ここでできない生地の整理加工は、世界中どこを探してもほとんどないと言えるほどのもの。

御幸毛織が誇る最高級品質の生地は、FABRIC TOKYOでもブラックフォーマルの最上級ラインとして通年で販売しており、吸い付くような滑らかな素材は、取扱いが難しいとされる天然石けんが洗浄の秘訣だそうだ。御幸毛織の工場で眠る生地たちを見て我々が一番驚いたのは、木箱に一つ一つ入った最高品質の生地たち。まるで年代物のウイスキーが樽の中でゆっくりと眠るように、愛情深く保管される生地からは作り手の真心を感じずにいられなかったという。

今回の商品の中にはそのような生地も少数用意されている。「全て心を込めて作った生地だからこそ、品切れは工場全体のモチベーションと幸せにつながります。こういった企画はとても嬉しいです」そう語るのは御幸毛織の営業開発部長・岡野氏。吸い付くような生地の肌触りや着心地がユーザーへ届けられる。

◆岐阜県・三甲テキスタイル

日本屈指の毛織物一貫生産工場だ。全行程にプライドが宿るものづくりはまるで一本の映画FABRIC TOKYOを代表する人気の定番生地・AUTHENTICの作り手であり、日頃からFABRIC TOKYOが最も多くやり取りをしている工場とのこと。

日本最大級の工場規模を誇り、企画、紡績、そして加工まで全てをワンストップで行う頼もしいパートナーであり、昨年から始まったこのホワイトフライデーの企画も、三甲テキスタイルなしには語れないという。

顧客をもてなすのが大好きだという三甲テキスタイルの社長・桐山氏が、自ら工場案内と生地選定を手伝う中で「どれだけいい生地をつくっても、工場が直接お客様を抱えているわけではないのです。こうやって足を運んで頂いたり、お客様の喜ぶ様子を直に聞いたりするのは、何より嬉しいことですね」、そう話す姿が印象的だったそうだ。

生地づくりに欠かせない要素、美しい水を求め、水の都と呼ばれるこの岐阜県大垣市の地でものづくりにこだわり続ける三甲テキスタイル。ウール生地の生産でできないものはないと話す通り、その安定したウール品質はAUTHENTICの人気の定着度が物語る。「ウール」と聞くと冬の温かい生地を想像する人も多いだろうが、風通しがよく夏にも着られて水洗いもできる万能生地。今回は三甲テキスタイルの自慢のウール生地が取り揃えられた。

FABRIC TOKYOが考える「新しいブラックフライデー」

FABRIC TOKYOのビジネスモデルは、D2C (Direct to Consumer) という形の元で成り立っている。自社で企画・製造した商品を直接自社のECサイトで販売することで、生産から発送まで全てを一括して管理し、良いものを適正な価格でユーザーの元へ届けるだけでなく、商品に関わる全ての人と直接繋がり、正当な対価を各サプライヤーへ還元することを心がけているそうだ。

D2Cのものづくりにこだわることによって、FABRICTOKYOはトレーサビリティ(=透明性)とサステナビリティ(=持続可能性)を実現することを使命として据える。オーダースーツがユーザーに届くまでにたどる、作り手の顔や原料の産地を可視化することで、オープンな社会をものづくりの観点から実現し、目先の利益や需要だけを追うのではなく持続可能な未来を実現させたいと考えているからだ。

2013年のサービス開始以来、FABRIC TOKYOが大切にしてきたこうしたものづくりの姿勢は、大量生産・大量消費の時代を経て「価値あるものに納得してお金を払う」ことを重視する今の時代が求める購買体験にフィットする価値観だと感じているという。

一方ブラックフライデーは、そうした従来の大量生産・大量消費の時代の中で生まれたバーゲンセールの文化だ。この文化をFABRIC TOKYOとしては時代に合わせた形で「洋服の本当の価値に向き合う日」にしたいと考え、D2C立場からブラックフライデーについて考えたという。

こうした想いがこめられた「WHITE FRIDAY FABRIC hunt 2019」。拡大を続けるEC市場と活気あるファッションECの中で、新たなオンリーワンの輝きと存在感を示せるか大いに楽しみだ。

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