商品撮影のコツ紹介!商品撮影を上手にしてお客さんに好印象を与えよう

ECのミカタ編集部

ECサイトで利用者に商品の印象を伝えるのは、商品を写した写真だけです。そのため、商品を魅力的に見せる写真はECサイトを作る上で必要不可欠なものですが、素敵な写真を撮るために必要なことは何でしょうか。また、どのような機材があると素敵な写真が撮れるのでしょうか。魅力的な商品PRを実現するための写真の撮り方について紹介します。

商品撮影で重要なポイント

魅力的な商品撮影を行うためには、商品が利用者にはっきりと見え、その上で素敵に見えなくてはなりません。そこで写真を撮影する上で気を付けると良いポイントは光と背景、そしてカメラの設定です。それぞれどのように気を付ければいいのか、気を付けることでどのような写真になるのかを紹介します。

商品を照らす明かりを工夫することによって立体感や色の正確性、明るさが増す効果が期待でき、商品の魅力を伝えられる写真を撮ることが出来ます。そのために撮影用のライトを購入しても良いですが、窓の近くで日光を使用して撮影してみても商品の魅力を伝えられるような写真を撮影することが出来ます。日光は人間の目に一番物が自然に映る光なので、この自然光を利用した写真をECサイトに使用することもあります。

ですが、ライトなどの人工光を利用することで、よりメリハリの効いた写真を撮影できるので、撮影したい写真によっては人工光を利用することも考えてみるといいでしょう。人工光を利用すると細かい部分に光が当てられるので細部まで利用者に紹介できる写真が撮れます。ライトを使う場合は自然光よりもくっきり影ができてしまい目立つこともあるので、2種類のライトを別々の方向から当てるなど、影を作らないようにしましょう。様々な光源を利用できるという人工光のメリットを活かして、色のついた光を混ぜて商品を撮影することで幻想的な仕上がりになることも期待できます。必要に応じて好きな質感の光を利用できるのも人工光の魅力です。

背景

一般的に商品撮影のための背景は商品の情報が正確に伝わるよう、白か黒にするのがベターだと言われています。白背景は特にECモールでは利用が推奨されている背景であり、比較試験の結果では白背景を使った商品が1.5倍以上インターネット上での閲覧率が向上したという結果があるなど、魅力的な写真を撮る上での効果が立証された背景なのです。その理由は、ヒトの目がどちらかと言えば白背景に慣れていて、商品自体も白背景の方がわかりやすく見えるということだと言われています。黒い背景を使うのは、黒いものや時計、アクセサリーなど高級に見せたいもの、宝石など光っているところを利用者に見せたいものを紹介する場合です。

カメラの設定

商品を照らす光の程度など、商品を撮影する状況や環境に応じて相応しいカメラの設定に調整することも素敵な写真を撮るために必要なことです。一般に、フラッシュをたくと不自然な影が出来て、意図せずコントラストが強い写真が撮れてしまうのでフラッシュは切りましょう。また、明るさの調整を行ってくれるデジカメの自動露出機能では、白いものは暗く、黒いものを明るく見えるように調整してしまいます。ありのままの商品の良さを紹介したいのであれば、デジカメによる自動の補正を手動に切り替え、自分自身でベストな明るさに調整しましょう。

ピントが合っていない写真だと商品がぼやけてしまい、商品の良さが伝わりません。フォーカスロック機能を使って、ピントを合わせることで商品をきれいに映せますので、これでピントのあった写真を撮りましょう。近くから撮影すると正確に撮影できると思われがちですが、実は被写体に近づくと被写体を撮影する際の歪みが強くなってしまいます。歪みがあると直線であるはずの部分が曲がって見える、などの違和感が出るため、被写体から離れてズーム機能を望遠にするなど歪みが少ない写真を撮影するための技術も磨きましょう。

商品撮影で持っておくと良い道具

カメラだけあれば確かに写真は撮れるかもしれませんが、他の撮影用品を揃えることでより印象的で効果的に商品をPRできる写真を撮影するのに役立ちます。ここでは、商品をよりはっきり魅力的に見せる写真を撮影する時、役立ったり様々な効果を足すことのできるグッズをいくつか紹介します。撮影する商品の種類や撮影環境に応じて、必要なグッズを揃えてみてはいかがですか。

三脚

三脚はカメラの位置を固定することのできるグッズですが、その最大のメリットは手ブレを防ぐことができるという点です。カメラの手ブレ補正機能は高性能ではあるものの、撮影した商品の輪郭がはっきりとしないなど状況によっては補正することで写真が見づらくなることもあります。そんな場合に備え、カメラを手で構えることを止め、三脚を使用すると良い写真が撮れるでしょう。三脚を購入する場合はカメラの重量を支えられるものを選びましょう。カメラと三脚の重さを把握しておくことが、三脚の購入時に必要なのです。

レフ版

レフ版は光を反射させることで、光源が届かなくなっている暗いところに明るさを補うものです。そんなレフ版をうまく使いこなすことで光源を最大限に活かした写真を撮ることができるでしょう。市販されているレフ版の材質は様々ですが、家庭にあるものでもレフ版の役割を果たして写真をキレイに写す手助けになります。アルミホイルは反射率が高いためレフの効果を発揮しますし、白紙を使うことでも光が反射されて賞品が照らされ、しかも柔らかい質感を持たせることができます。その時々で期待する効果や撮影環境によって、使用するレフ版の種類を選びましょう。

背景紙・背景布

商品を紹介する写真では、その背景は商品の印象を左右する要素となっています。商品の下に敷く背景紙や背景布を正しく選ぶことで、商品をより魅力的に見せることができるはずです。背景紙を使用する場合、使用するのはケント紙がおすすめです。ケント紙は光の反射が少なく、きれいに撮影できることが特徴です。背景布を使用するのであれば、シワが付いたらアイロンがけをしなくてはならないことを憶えておいてください。シワのついた背景の中では商品をキレイに見せることは難しいのです。コットン製の背景布は洗えるので何度も使用するのに便利であり、光の反射が少ないので布独特の自然な雰囲気を演出することが出来ます。

ライト

撮影に利用できるライトなどの光源には様々なものがあり、それぞれの光源によって異なる効果や印象を期待することができます。太陽や月のような自然光はコストがかからない光源であり、しかも自然な風合いになるので自然光を使った写真には人気があります。しかし、光自体の調整ができないことからベストなコンディションで撮影することが難しく、期待通りの写真が撮れるかは分からないというところが注意点だと言えます。

人工光では、LEDライトが手ごろな値段で様々なサイズがあるため適したものを手に入れやすいです。しかも、撮影でも使いやすく便利なので人気があります。しかしLED特有の青白い光が気になる場合、写真の色調を修正する必要があるということに煩わしさを感じるかもしれません。撮影用の蛍光灯は人工光ながら柔らかい印象を与えられる光源として人気ですが、割高であることに加えて割れるリスクがあり、他のライトに比べれば取り扱いにくいので注意が必要です。

商品撮影で重要なことを抑えてきれいに撮影しよう!

商品をはっきりと見せ、お客さんに商品のことが伝わりやすい写真を撮影するためには、光と背景、そしてカメラの設定という3つのポイントです。このことを意識して、必要に応じて商品をどのように見せるかという演出も考えて、撮影機材のサポートを使いながら写真を撮影すれば、サイトの利用者にも商品の魅力がきっと伝わります。

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