EC向け画像認識AI『popIn Action』がサイト内検索の『BST』と認定販売パートナー契約を締結

ECのミカタ編集部

popIn株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:程 涛、以下 popIn)は、ビジネスサーチテクノロジ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:川邉 雄司、以下 BST)と認定販売パートナー契約を締結した。

独自の画像認識技術を搭載

popInが提供するEC向け画像認識AIサービス「popIn Action(ポップイン アクション)」は、サイト内検索サービスを提供するビジネスサーチテクノロジと認定販売パートナー契約を締結した。これに基づき、BSTは認定販売代理店としてpopIn Actionの販売・サポートを開始する。

popIn Actionは、ECサイトの訪問者が目当ての商品を見つけやすくするサービスだ。閲覧中の商品に似ている商品を簡単に探せる類似アイテム検索機能や、デバイスに保存している写真や画像から類似アイテムを検索できる画像検索機能などが搭載されている。

これまでのECサイトで利用されているレコメンドサービスは、「この商品を購入したユーザーは、当該商品と共に購入される頻度が高いあの商品も購入するであろう」という予測に代表される“協調フィルタリング方式”が主流だった。協調フィルタリング方式において精度の高いレコメンドを実現するためには、当該ECサイトに大量のユーザー行動履歴が蓄積されていることが必要であり、大規模なECサイトでないと実装が難しかった。

popIn Actionは、独自の画像認識技術を活用し、商品画像から色・柄・形・素材などの要素を取得することで類似したアイテムを表示できることから、ユーザーの行動履歴などは必要なく、簡単にサイト内に搭載できるとしている。

EC向け画像認識AI「popIn Action」概要

EC向け画像認識AI「popIn Action」概要

◆2つのメイン機能

1)ECサイトの閲覧中商品と画像が似ている商品をレコメンド表示する機能(類似アイテム検索機能)

2)スマホやPCに保存されている写真や画像をサイト内でアップロードすることで、同じサイト内から類似した商品を表示する画像検索機能

例)popIn Action 類似アイテム検索機能の表示例

◆導入メリット

ECサイトは実際に商品に触れることができないため、商品画像がユーザーにとって重要な判断材料となる。協調フィルタリング方式のレコメンドサービスと併用してpopIn Actionを利用することで、ユーザーの比較検討を促し、購買意欲を高め、最終的に購入に繋げることが可能になる。

◆popIn Action導入方法

popInが発行するpopIn Action専用のJavaScriptタグの設置と、データフィードの連携をすれば、popInにてデザインを作成し、問題がなければ表示を開始。手軽な実装作業でサービスの利用が可能だ。またpopInサーバーへのリクエスト数による課金のため、低リスクにて導入ができる。

EC市場への販売チャネルを拡大

同社では、認定販売パートナー契約締結の背景・目的として次のように述べている。

「popIn Actionは、2019年4月から提供を開始した画像認識AIサービスで、画像検索機能や画像認識による類似アイテム検索機能などを簡単に類似アイテム検索機能や、デバイスに保存している写真や画像から類似アイテムを検索できる画像検索機能などが搭載されております。また、強調フィルタリング方式のレコメンドサービスと併用することを前提としてサービス設計を行っている点も特徴の一つです。

これまでpopInは、ネイティブアドネットワークであるpopIn Discoveryの提供において多くのメディア事業者の支援に携わってきましたが、今後更にpopIn Actionの提供を進めていくにあたり、Eコマース市場への販売チャネルの拡大を検討しておりました。Eコマース事業者向けにサイト内検索ソリューションを数多く提供しているBSTとパートナー契約を締結することで、Eコマース市場への販売チャネルが拡大し、popIn Actionの提供を更に加速させていきます」

モバイルでの5Gサービスの本格開始もあり、EC市場において購入時の判断材料として画像の重要性はさらに増している。一方で画像に関連したソリューションは、その導入や管理に関して一定のハードルがあることも事実だ。同社の画像認識AIソリューションは、まさにこうしたニーズに対応するものであり、今回の提携を通して同市場でさらに存在感を増すことになりそうだ。

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