食のデリバリー「月1回以上注文する人」67.5%(2.5倍強)に増加[3rd Menu調査]
手づくりレストラングルメのセレクトショップ「3rd Menu by EAT UNIVERSITY」(以下、3rd Menu))は、日本全国の男女960人を対象に「コロナ禍における食の楽しみ方」に関してWeb上でアンケート調査を実施し、その内容を公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。
調査概要
調査対象:国内の男女回答者960人
調査期間:2021年1月19日(火)〜2021年2月2日(火)
回答人数:960サンプル
回答方法:オンラインアンケート
「月1回以上注文する人」67.5%(2.5倍強)に増加
今回の調査では普段から”お取り寄せ”食材・食品を利用する人の頻度の増加だけでなく、今まではお取り寄せグルメに馴染みが薄かった層による利用の広がりも明らかになったとしている。コロナ後には月1回以上注文する人の割合が26.1%から67.5%に2.5倍強に増加した。
デリバリーが浸透
また、お取り寄せ食品・食材を「ほとんど利用しない」と回答した人は、コロナウイルス感染拡大前は全体の33%だったのに対し、コロナウイルス感染拡大後は全体の10%との結果になり、今までは食材・食品をお取り寄せしなかった人にも、デリバリーグルメに続く新たな食の選択肢として、お取り寄せグルメが浸透しつつあることがわかった。
イベントでもデリバリー利用が進む
さらに、レストランの手作りお取り寄せ商品を取り扱う3rd Menuを対象に、どんな利用シーンが想起できるかを聞いてみたところ「週末等のちょっとしたご馳走」73.5%が圧倒的に多く、続いて「普段のディナー」48.5%と「誕生日やクリスマスなどのイベント時のご飯」47%が並んだ。
外出が難しいコロナ禍において、イベントごとに留まらず、普段からお家でできる、プラスオンでの贅沢な食の楽しみ方への興味・関心が見られた(複数回答可)。
まとめ
調査結果にあるように、コロナ前とコロナ後のいわゆる”おとりよせ”食材・食品の利用頻度を比較すると、「週一回以上利用する」と答えた人数が276%、「月に2-3回利用する」と答えた人数が308%増と、コロナ後の利用が目立って増えていることが示された。
新型コロナウイルスによる感染拡大の影響が長引く中、飲食業界が緊急事態宣言などによって営業時間時間の短縮を余儀なくされる中、テイクアウトやデリバリーに活路を見出す動きが活発になっている。今回の調査も消費者側のニーズの変化を如実に表すものとなっており、そこにおいてECが果たすべき役割もまた大きいだろう。