EC向け自動発注システムを低コストで提供 “α-発注”の事前登録がスタート

ECのミカタ編集部

株式会社infonerv(東京都杉並区、代表取締役:江田研人)は、EC事業者の発注業務を自動化するAI SaaS「α-発注」の事前登録をスタートさせた。

利用料1ヶ月無料キャンペーンも実施

株式会社infonervは、EC事業者の発注業務を自動化するAI SaaS「α-発注」の事前登録をスタートさせた。また事前登録した法人、先着100社にサービス利用料が1ヶ月無料になるクーポンを付与するキャンペーンも行うとしている。

α-発注とは、需要予測AIを搭載した発注量の自動算出ツールだ。発注量の検討に費やされていた膨大な時間をカットし、同時に、人の経験や勘に基づく発注に比べて、過剰発注や発注漏れ、在庫切れによる売り逃しなどを大幅に削減するソリューションとなっている。

「α-発注」の特徴と導入メリット

「α-発注」の特徴と導入メリット

<特徴>

◆適切な発注量を自動算出

先端需要予測AIが適切な発注量を自動で算出する。

◆複雑な発注条件でもOK

詳細発注ルールを設定することで、複雑な商文化や特殊な発注条件も加味した発注量を算出する。

◆発注リストが仕入れ先毎にまとまる

α-発注が自動で発行する発注リストをエクスポートして、そのまま発注することができる。

<導入のメリット>

◆発注時間の大幅削減

先端AIが適切な発注量を自動で算出。エクセル等を用いた発注量算出に比べ、速度と精度を同時に改善する。

◆売り逃しを防ぐ

在庫状況をモニタリングして、在庫切れによる売り逃しリスクを検知。AIが需要の変動をいち早く感知する。

◆過剰発注・過剰在庫を防ぐ

売上の減少トレンドを検知し、発注量を抑える。重要変動に合わせて今発注すべき量をしっかり算出するので、在庫が過剰になることも防ぐ。

自動発注システムを初期投資の少ないSaaSモデルで提供

自動発注システムを初期投資の少ないSaaSモデルで提供

同社は、サービスの提供背景として次のように述べている。

“大量の商品を扱う昨今の小売り・卸事業者にとって、日々の発注業務は、膨大な時間のかかる負担の大きな業務となっています。また、適切な発注量の決定には高度な数理分析が活躍しますが、工数の問題及び人材的な問題から、多くの事業者では、定量発注や、K2D2(勘・経験・どんぶり・度胸)で発注量を決定するなど、精度を犠牲にした発注方式を採用しています。その結果、過剰発注・発注漏れなどが頻発しており、経営に致命的なダメージを負うことも少なくありません。

これらの課題に対して大手小売り事業者では既に、需要予測AIを搭載した自動発注システムの導入が進んでいます。しかし導入には多額の費用が掛かることが殆どで、資本力のない事業者が導入することは現実的ではありませんでした。このような背景の中で当社は、より多くの小売り・卸事業者が先端テクノロジーを活用できる世界を目指し、需要予測AIによる発注量算出機能を軸とした発注業務自動化ツール「α-発注」を、初期投資の少ないSaaSモデルで販売してまいります“

同社も述べているように、EC市場をはじめとしてAIなどのテクノロジーを活用した自動発注ソリューションの活用が進んでいるが、その導入にはコスト面をはじめとした課題もあった。今回提供されるEC向けの発注業務自動化 AI SaaS「α-発注」は、特に初期導入に関して低コストで提供可能なものとなっており、中小規模のEC事業者にとって、有力な選択肢となりそうだ。

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