郵便クラウド受取サービス「atena」、都内の専用センターを3.2倍に拡張し高まるニーズに対応

ECのミカタ編集部

株式会社N-Technologiesは、事業規模拡大に伴いatena専用センターを移転したと発表した。この移転によりフロアサイズは従来と比較して3.2倍となり、さらに多くのオペレーションを同時並行で進めることができるようになるほか、これまで以上に多くの郵便物の受け入れができるようになるという。

「atena」専用センターが1年で10倍の広さに

株式会社N-Technologies(本社:東京都中央区八重洲、代表取締役:白髭 直樹、以下「N-Technologies」)は、事業規模拡大に伴いオペレーション業務の体制を強化するために、「atena」専用センターを移転した。

この移転によりフロアサイズは従来と比較して3.2倍となり、さらに多くのオペレーションを同時並行で進めることができるようになるほか、より多くの郵便物の受け入れが行えるようになる。

また、この体制強化により柔軟な事業企画が可能となるため、郵便物の内容物スキャンの速度を更に早めるなどの品質向上の検討も進めていくという。

N-Technologiesは、2020年6月にセキュリティ向上を目的として、執務スペースと分離した「atena」専用のセンターを都内に設立。2020年10月には事業規模の拡大に伴い、新センターに移転しており、今回で3度目の移転となる。フロアサイズは1年で10倍に広がった。

「atena」専用センター拡大移転の背景

N-Technologiesは、新型コロナウイルス第1波における緊急事態宣言中だった2020年5月に郵便クラウド受取サービス「atena」の提供を開始している。

新型コロナウイルスの波が来てから1年半が経とうとしている今、サービスを提供している中で、同社は多くの企業で「一時的なテレワーク」から「恒久的なテレワーク」へマインドが変わってきていると感じているそうだ。

同社では、今後も郵便クラウド受取サービスのニーズが高まり続けると考えており、オペレーション業務の体制を強化していく必要があると判断し、今回の移転を決定したという。

◆移転の概要
移転先:東京都中央区
セキュリティシステム:従来通り生体認証によるアクセス制限のほか、24時間365日の記録・監視・警備を備えている。

郵便管理クラウド「atena」とは

郵便管理クラウド「atena」とは

「atena」は会社に届く郵便を全て電子化して、テレワーク中の自宅などから確認ができる「郵便の管理」に特化したクラウドサービスだ。郵送物の受け取りや、管理・スキャンニング・不要な郵便物の処理など手間がかかる作業を全てシステムで一元管理することができる。

「atena」を使うと、郵便物の受け取りのための出社・不要な書類の破棄・スキャニングや郵便物の写真撮影・宛先の社員への個別連絡や処理の相談・書類の転送作業といった業務が不要となる。

突然のコロナ禍によって、都市部の大手企業を中心にテレワーク化が進んだが、「会社の郵便物確認のために誰かが出社しなければならない」など、紙の郵便物がテレワークの障壁となっている実態があった。

「atena」のようなサービスが普及すると「郵便物処理のための出社」が不要となり、テレワークの障壁がひとつ減ることになる。

コロナ禍の終息がいまだ見えないこと、遠隔地からも優秀な人材を獲得できるなどテレワーク化にもメリットがあることを踏まえると、今後もテレワークは日本社会にじわじわと浸透し、「atena」のような支援サービスもさらに普及していくのではないだろうか。

ECのミカタ通信21号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事