D2Cブランドの価値を可視化できる『リスモア』がリリース

ECのミカタ編集部

D2C支援システムの開発を行う株式会社Lismoa(本社:東京都渋谷区、代表取締役:渡部 誠也)は、2021年9月8日(水)にD2Cブランドの価格査定ができるD2C一元管理サービス「Lismoa(リスモア)」のリブランディングリリースを行った。

D2Cブランドの価値を自動査定

リスモアは無料でアカウント作成ができ、アカウントを作成後は、ShopifyまたはAmazonのアカウントとAPI連携を行うことで、過去の注文データを参照する。参照した注文データを元に、リスモア独自のアルゴリズムによってショップの価値査定を行う。

あとは待つだけで、最短5分で査定価格が算出される。査定が完了したらメールで通知があり、リスモアにログインすると現在のショップの価値を知ることができる。

使えば使うほど精度が高くなるシステム

使えば使うほど精度が高くなるシステム

初期査定価格は参照しているデータが少ないため精度は必ずしも高くないとしている。しかし、長くリスモアを利用し、順次リリース予定のバックヤード一元管理システムを利用して、仕入原価や送料、広告費などのデータもリスモア上で管理することで、査定価格の精度が上がっていく仕組みだという。

リブランディング第一弾のリリースでは、ショップ価格査定や売上レポートのみの機能がすべて無料で利用できる。また今後は、査定精度を上げたり、バックヤード管理業務を効率化できるような、さらなる機能を実装予定だとしている。

M&Aを当たり前の選択肢に

公表に際して同社では次のように述べている。

「日本のスモールビジネスの現状として、M&Aを選択肢として考えているビジネスオーナーは20%もいません。これは、80%以上のビジネスオーナーがM&Aを視野に入れているビジネス大国アメリカの実に1/4ほどの数値です。これは日本の『D2Cブランド』でも同じことで、M&Aをすることでブランドの成長が加速するケースがあるにも関わらず、M&Aという選択肢を持たないブランドオーナーがほとんどです。

おそらく数年後には日本でもM&Aは当たり前の選択肢となるでしょう。しかし現状でいうと、まだまだ純粋に知識不足の方がほとんどです。そこでまずは、日本のD2Cブランドオーナーにも『自分たちのブランドに今どのぐらいの価値があるのか』を可視化して知ってもらいたいと思い、今回のリリースに至りました」

同社はまた、リスモアの利用によって、より一層D2Cブランドオーナーたちに、M&Aという選択肢を提供できるようこれからもアップデートを行うとしており、これから機能追加との精度向上にも期待と言えそうだ。

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