様々なチャネルが“輪”のように循環 ハードオフECサイトのリブランディングをフラーが支援

ECのミカタ編集部

フラー株式会社(本社:新潟県新潟市、代表取締役:渋谷 修太、山﨑 将司 、以下「フラー」)は、株式会社ハードオフコーポレーション(本社:新潟県新発田市、代表取締役:山本善政、山本太郎、以下「ハードオフ」)が運営するリユース商品ECサイトのリブランディングを全面支援したことを公表した。

事業提携の一環

フラーとハードオフは2020年11月、両社の保有する技術と経営資源を利用し、互いの既存業務の円滑化と事業領域拡大を推進することを目的に事業提携契約を締結した。今回のECサイトのリブランディングはこの事業提携の一環だという。

リブランディングの取り組みは2020年8月からスタートした。まずはハードオフ全体のブランディングコンセプト策定に着手。その上で、新規ユーザーからコアユーザーまで、全てのユーザーがストレス無く商品との出会いを楽しめるサイトになるよう体験や具体的なサイトの設計など多岐にわたる項目について、フラーとハードオフは約1年間をかけて取り組んできたという。

今回のリブランディングでは、思いがけない商品との出会いを演出する「店舗体験の再現」を重視したそうだ。商品ごとに出品店舗スタッフからのコメントを出す機能を新規に実装し、店頭で商品に詳しいハードオフグループ店員のコメントPOPや商品の説明をする雰囲気・体験をサイト内で再現している。

<リブランディングのポイント>

同社は、今回のリユース商品ECサイトのリブランディングに際して、下記の点を重視したとしている。

◆店舗での体験をウェブで再現

◆さらなる認知向上へサイト名称とロゴを変更

◆「商品の探しやすさ」を大きく改善

既存客と新規客、双方に訴求

今回のリブランディングにあたり最も大きな課題となった点は、すでにこれまでのハードオフのECサイトを使い込んでいるコアなユーザーと、新たに訪問した新規ユーザーのどちらにも使い勝手の良いUIをどう実現するかという点だったそうだ。

コアなユーザーは、自分なりの使い方・検索方法が細かく決まっており、リブランディングに伴う違和感やストレスが過度に発生せずに使えるようにといった配慮が必要だったようだ。

一方、新規のユーザーはリユース品を探す体験をしたことがほとんどないことを想定し、モール内の膨大な商品点数や情報量に対して迷うことなく欲しい商品と出会えるようにする必要があり、この両者のバランスを保つことが大きな課題だったという。

さらにハードオフは全国に数百の実店舗を展開するブランドであり、店舗でのユーザー体験を特に重視していることから、店舗体験と通販サイトでの購買体験をいかに近づけることができるかもポイントのひとつだった。

そこで、フラーのメンバーは、地元である千葉・新潟を含む全国各地のハードオフを実際に訪問。リアル店舗での体験が持つ魅力を実際のハードオフユーザーとして体感し、課題を共有することで、ユーザー目線の使い勝手を高めるための解像度を高く持ちながら、取り組みを進めることができたとしている。

様々なチャネルが“輪”のように循環

公表に際して同社では次のように述べている。

「リアル店舗を中心にネット部門など様々なチャネルが”輪”のように循環していくことで各チャネルの輪をさらに大きく力強いものにしていく、ハードオフ独自のオムニチャネル戦略『“Re”NK CHANNEL(リンクチャネル)構想』の中で、特に購買に直結するECサイトのプレゼンス向上は不可欠との認識を共有しながら、フラーはハードオフとともに今般のリブランディングを進めてまいりました。今般のECサイトのリブランディングにより、『“Re”NK CHANNEL構想』に位置付けるECサイトを含む各プロダクトがつながったことで、今後はそれぞれにシナジーをもって成長していくフェーズとなります。フラーはハードオフの課題や思いに寄り添いつつ、ユーザーにとっての魅力向上と事業成長に向け今後も取り組んで参ります」

先述のように、今回のリブランディングの一環としてハードオフの公式通販サイトとしてより認知しやすくするため、サイトの名称とロゴを変更している。 新たに産声を上げた「オフモール」の名称には、ハードオフグループが運営する各店舗が幅広い商品を出品するリユース商材のECサイトであることを明確に訴求するため、全国展開により知名度が非常に高いブランド名の「ハードオフ」を想起する「オフ」という言葉を使用。

全国の店舗がショッピングモールのように幅広い自慢の商品を出品する場であることを「モール」という言葉に込めたという。ロゴのデザインは「ハードオフ」の知名度・ブランド力を最大限に活かす仕掛けを取り入れました。ハードオフの目指す「ワクワク感」を表しつつも、馴染みの深いハードオフロゴとの調和を図ることで、新規ユーザーにもコアユーザーにも受け入れてもらえるものを目指したそうだ。

また「TOPページのおすすめ商品一覧」「特集ページ」をはじめ、商品との出会いを生み出すコンテンツが盛り込まれた。新規ユーザーだけでなく、これまでサイトを使っていただいているコアユーザーにとっての使い心地も重視し、迷わずに自分の探しているものに辿り着ける機能(EC機能の最適化)を充実させるなどハードオフが大切にしている「商品との出会い」を最大限に感じてもらえるような体験設計となっている。

ブランド戦略の立案からECサイトの「オフモール」への名称変更、コミュニケーション・マーケティング施策まで、デジタル領域のプロフェッショナルとしてフラーは幅広い分野で伴走した今回の施策。両社のシナジーによって、その価値がさらに高まることになりそうだ。

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