5割が「コロナ禍で食品通販が自身の中で浸透」、食品通販の目的は「ご褒美」「普段の食卓」

ECのミカタ編集部

アイランド株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:粟飯原理咲)が運営する、日本最大級のお取り寄せの情報サイト「おとりよせネット」は、2021年のネットでの食品通販に関するアンケート調査を実施し、その結果を公表した。本調査は2021年9月29日~10月29日のあいだ、「おとりよせネット」ユーザーに対して行われたもので、504名(男性24%、女性75%、未回答1%)から回答を得た。

去年よりネットで食品を購入する頻度が増えた人は約5割

去年よりネットで食品を購入する頻度が増えた人は約5割

「2020年と比べて、ネットで食品を購入する頻度が変わったか」尋ねたところ、「増えた(16%)」「やや増えた(33%)」「変わらない(47%)」という結果となった。ユーザーが、コロナ禍で引き続き食品通販を活用している様子がうかがえる。

「増えた(16%)」「やや増えた(33%)」と回答した人に1ヵ月あたりの購入回数の増加数を聞くと、「1~2回(57%)」「3~4回(29%)」という回答が主流に。

また、2021年に購入が増えたお取り寄せジャンルの1位は「スイーツ・洋菓子」、2位は「おかず・お惣菜」、3位は「肉」であった。

5割以上が「コロナ禍で食品通販が自身の中で浸透」

5割以上が「コロナ禍で食品通販が自身の中で浸透」

続いて、「コロナ禍で、ネットで食品を購入することが自身の中で浸透したと感じるか」聞いた。その結果、「そう思う」が23%、「ややそう思う」が32%で、計5割以上が「コロナ禍で、ネットで食品を購入することが浸透した」と感じていることがわかった。

その理由として、ネットならではの利便性や効率性、選択肢の多さなどが挙がっている。

ネットで食品を購入する際のポイントは「訳あり・お試し」

ネットで食品を購入する際のポイントは「訳あり・お試し」

「現在(2021年10月)、ネットで購入する食品で意識していること(複数選択可)」を尋ねたところ、「訳あり・お試しができる商品」が4割を超えた。

2021年5月に発表した、「おとりよせネット」で伸長したお取り寄せカテゴリーでも同商品は1位となっており、食品通販のジャンルとしてすっかり定着した様子がうかがえる。

また、コロナ禍でニーズが高まっている「長期保存系」「調理が簡単系」なども引き続き商品選択時のポイントになっている。

ネットで食品を購入する目的は「ご褒美」「普段の食卓」が約7割

ネットで食品を購入する目的は「ご褒美」「普段の食卓」が約7割

さらに「現在(2021年10月)、ネットで食品を購入する目的(複数選択可)」を聞いた結果、「特別なもの・ご褒美」「普段の食卓」の両者が約7割を占めた。

2020年6月に実施した同設問の調査では、「普段の食卓用」は59%、「ご褒美」は44%だったが、いずれも今回の調査で大きく伸長していることから、在宅時間を楽しむため、あるいは、毎日の食事の手助けとして食品通販を活用している様子がうかがえる。

特に、「ご褒美」は前回調査から25ポイント増となっており、外出がままならないなかで、日常にハレをもたらすアイテムとしてお取り寄せ品を楽しむ人が増えたと考えられる。

今後ネットで食品を購入する回数は「変わらない」が約6割

今後ネットで食品を購入する回数は「変わらない」が約6割

最後に「今後ネットで食品を購入する回数は変わると思うか」尋ねたところ、「変わらないと思う(59%)」「増えると思う(38%)」「減ると思う(3%)」という結果となった。

このことから、コロナ禍で進捗したネットでの食品通販が、一過性のトレンドではなく、今後も定着していくと予想される。

本調査結果から、コロナ禍におけるライフスタイルの変化で、食品通販との付き合い方も変化したことが感じられる。ここ2年で食品通販を始めた事業者も多く、日本各地のさまざまなグルメの取り寄せができるようになった。

こうした食品通販市場の充実ぶりも手伝って、もはや「外出しなくても購入ができる」という利便性以上に、「日常生活に潤いを与えてくれる存在」としての情緒的価値に食品通販の魅力を感じている生活者も多いのではないだろか。

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