オロ、クロスドメインCV分析サービスを開始 EC以外のメディアやサイトの成果も定量化
株式会社オロ(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:川田篤 以下「オロ」または「同社」)は、WebサイトにおけるCV(コンバージョン)のクロスドメイン分析および、BIツールによるデータマネジメントサービスを開始した。
ビジネス成果に基づいたPDCAサイクル実現へ
マーケティング戦略の立案から広告・PR戦略、プロモーション企画、CRM、マーケティング業務の運用サポートなどワンストップフルサービスで手掛けるは、WebサイトにおけるCV(コンバージョン)のクロスドメイン分析および、BIツールによるデータマネジメントサービスを開始した。
オロのクロスドメインCV分析サービスでは、予約、購入、アプリダウンロード、応募といったCVに対し、複数のドメインにわたる各サイトのデータを連携してアトリビューション効果を算出する。CV獲得を前提とせず、認知獲得やブランディングを目的としたサイトがCVの獲得に対してどの程度貢献しているのかを測定することが可能だとしている。
CVポイントに対する各サイトの解析データをBIツールでマネジメントすることで、個別サイトごとのKPIだけではなく、ビジネス成果に基づいたPDCAサイクルが実現できる分析システムを構築するという。
サービス概要
◆複数のWebサイトの包括的なアトリビューション分析
ブランドサイトやキャンペーンサイトなど、直接CVポイントを持たないサイトをCVに紐付けて分析。各サイトのアクセス計測を横断・統合的に分析することでCVへの貢献度を明瞭化する。
[実施内容]
・アトリビューション分析の設計
・クロスドメイン間のデータ計測の統合
・各サイトの立ち位置、性質に合わせた貢献評価
◆BIツールによるデータマネジメント
解析データをもとに、Google Data Portalを用いてBIを構築。分析業務をシステム化し分かりやすいダッシュボード化することで、マーケティング担当者は施策判断に集中でき、より早いPDCAサイクルを実現できるようになる。また成果の可視化だけでなく解決施策と対応させPDCAを回しやすいKPI設計を行う事で自社のノウハウの蓄積を補助する。
[実施内容]
・統合効果分析BIの構築
・分かりやすいBIによる分析業務の負荷軽減
・解決施策に対応するKPIの設計
・PDCAサイクルの実現による自社ノウハウの向上
CVポイントを持たないサイトの成果も定量化
同社では、サービス開始の背景として次のように述べている。多種多様なデジタルデバイスの普及による顧客接点の多様化・複雑化にともない、マーケティングにおけるデジタル戦略も複雑化している。Webサイト戦略においても、コーポレートサイト、ブランドサイト、プロモーションサイト、ECサイト、オウンドメディアなど複数のサイトを構築・運用することで幅広いマーケティングファネルに対応するケースも珍しくない。
そこではECサイトなど直接CVポイントの存在するサイトと、ブランドサイトなどCVポイントの存在しないサイトが一つのWeb戦略の中に混在している状態が多くある。各サイトの施策効果に目を向けると、直接的なCVポイントを持たないWebサイトでは、PVやUUなど、サイト単体での施策効果を指標とするケースが主流となっている。
特に各Webサイトがそれぞれ異なるドメインをもっている場合においては、その効果指標と最終的なCVとの関連性が不明瞭な場合が多く、各サイトのCVへの貢献度がわかりにくくなっている。
こうした課題に対応するために、オロ社は新たなクロスドメインCV分析サービスを開始したのだ。直接的なCVポイントを持たないサイトの貢献度を明らかにする同社の新サービスは、ECサイトと関連する他のメディアやサイトを横断した定量的な分析に威力を発揮することになりそうだ。