コロワイドが「チーズガーデン」「クリオロ」などのブランドを保有する日本銘菓総本舗を買収

ECのミカタ編集部

日本銘菓総本舗の株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ

株式会社コロワイド(以下:コロワイド)は、株式会社日本銘菓総本舗(以下:日本銘菓総本舗)の全株式を取得すること(以下:本件取引)に関する株式譲渡契約を締結した。

企業価値の最大化を図る

コロワイドは2024年4月1日付で、日本銘菓総本舗の全株式を既存株主より取得することを予定している。本件取引は日本銘菓総本舗の事業が今後も成長が期待できると判断し実施された。

国内外への出店による日本銘菓総本舗の事業成長を含め、コロワイドグループの既存事業における販売などを通じた企業価値の最大化を図ることが本件取引の目的である。

日本銘菓総本舗の2023年5月期における連結業績は、売上高が前期比27.8%増の59億3100万円、営業利益は同119.4%増の3億9500万円、経常利益は同170.0%増の3億5100万円、当期純利益は1億600万円(前期は2600万円の損失)となっている。

デザート事業拡充による顧客満足度向上を狙う

コロワイドは「牛角」「かっぱ寿司」「大戸屋ごはん処」などの外食チェーンを運営している。コロナ禍も含め変化した消費者ニーズに対応する観点から、よりブランド価値や付加価値に基づいた事業領域の拡大が重要となる。デザート事業の拡充は外食チェーン店舗における顧客満足度向上にとって重要な要素であると考えられるだろう。

日本銘菓総本舗は地域銘菓・名産品に係る事業承継のプラットフォーム企業として設立され、顧客評価の高い「チーズガーデン」「クリオロ」「グリンデルベルグ」といったブランドを保有。さらに、ふかや花園プレミアム・アウトレットや麻布台ヒルズといった一等地に旗艦店を出す等の力強い事業成長を実現している。

コロワイドが展開する外食チェーンと、日本銘菓総本舗が培ってきたスイーツブランドの相乗効果は高いはずだ。今後の展開、動向に注目したい。


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