【2022最新】インスタグラム分析方法を徹底解説!インサイトの使い方からKPI設計まで

ECのミカタ編集部

【2022最新】インスタグラム分析方法を徹底解説!インサイトの使い方からKPI設計まで

インスタグラムは分析できる

Instagramをビジネスに利用している場合、投稿ごとのエンゲージメントやコンバージョンを分析することが大切です。ユーザーのリアクションをチェックすることは、顧客ニーズの把握につながるほか、SNSマーケティングのPDCAにおいても欠かせません。Instagramにはインサイト機能が実装されており、データ分析に活用できます。

Instagramインサイトの使い方

Instagramインサイトを利用するには、以下の2つの条件を満たしている必要があります。

●ビジネスアカウントを利用している
●スマートフォンアプリを利用している

ビジネスアカウントとは、企業や店舗をはじめとするビジネスユーザー向けのアカウントです。インサイトの閲覧や広告の出稿ができるようになりますが、アカウントを非公開に設定できなくなる点には注意しましょう。一般アカウントをビジネスアカウントに変更するには、プロフィール画面右上の「メニュー」から「設定」、「アカウント」、「ビジネスプロフィールに切り替える」を選択します。なお、Instagramインサイトを利用するだけであれば、Facebookページの作成は必須ではありません。

また、Instagramインサイトはスマートフォンアプリでのみ利用可能です。プロフィールページや各投稿に表示されるグラフマークをタップすると、インサイトが表示されます。

Instagram分析で見るべき指標

Instagramインサイトは無料で利用できますが、豊富な機能を備えています。そのため、Instagramインサイトを利用するにあたり、それぞれの指標をどのように見るべきかを理解しておくことが重要です。日々、投稿ごとの分析結果をリストアップしていき、反応のよい投稿と悪い投稿の傾向を探すのがマーケティングの基本です。以下では、Instagramの分析においてポイントとなる指標について解説します。

フォロワー数の増減


Instagramインサイトでは、フォロワーが100人以上いるアカウントは過去7日間のフォロワー数の増減が確認できます。フォロワー数の増減は、SNSを運用するうえで欠かせない要素の一つです。フォロワーを獲得すると、より多くのユーザーにリーチできるようになるため、SNSマーケティングにおける影響力を高められます。

いいね数


「いいね」は、もっとも気軽に反応できるエンゲージメントです。

Instagramの場合、「いいね」をした投稿一覧がほかのユーザーに公開される機能はなく、本人だけが閲覧できる仕様のため、「いいね」に対するハードルは低いといえます。

コメント数


「コメント」は、投稿を見たユーザーが感じたことを書くエンゲージメントです。「いいね」をしたユーザーよりも「コメント」をしたユーザーの方が強く興味を示していると考えられます。また、コメントにはユーザーの意見や疑問が書かれているケースも多く、ニーズを把握するうえでもおおいに役立ちます。

保存数


「保存」とは、気に入った投稿を保存しておくエンゲージメントです。「いいね」と似ていますが、保存した投稿の中でジャンル分けできる点が特徴的です。ユーザーにとって有益な投稿ほど、「保存」されやすい傾向があります。「いいね」よりも重視すべきエンゲージメントとして認識しておくとよいでしょう。

送客数


「保存」とは、気に入った投稿を保存しておくエンゲージメントです。「いいね」と似ていますが、保存した投稿の中でジャンル分けできる点が特徴的です。ユーザーにとって有益な投稿ほど、「保存」されやすい傾向があります。「いいね」よりも重視すべきエンゲージメントとして認識しておくとよいでしょう。

送客数


「送客数」とは、Instagramからほかの媒体に流れたユーザーの数です。アカウントのトップページやストーリーズ内に掲載するURLがクリックされると、「送客数」としてカウントされます。

リーチ数


「リーチ数」とは、各投稿がリーチしたユーザーの数です。「インプレッション」とよく見ていますが、インプレッションは閲覧回数の合計を示しているのに対して、リーチ数はユニークユーザー数を指します。つまり、一人のユーザーが2回投稿を見た場合、インプレッションは2、リーチ数は1となります。

プロフィールへのアクセス数


「プロフィールへのアクセス数」とは、投稿を見てプロフィールを訪れたユーザーの数です。投稿からプロフィールを訪れるユーザーの心理としては、「ほかの投稿も見たくなった」や「店舗の所在地やWebサイトが気になった」などが考えられます。

また、投稿を見たユーザーがアカウントをフォローする際にもプロフィールを訪れます。そのため、プロフィールへのアクセス数が増えるほど、フォローのきっかけをつくれているともいえるでしょう。

CV数


「CV数」とは、Instagram経由でCVに至った数です。CV数は、Instagramの運用によって、どれだけの売上が発生しているのかを知るうえで重要な指標です。CVを最終的な目標として運用している事業者の方は、必ずチェックしておきましょう。

Instagramインサイトで確認できるデータ

Instagramインサイトでは、上で紹介した見るべき指標のほかにも、さまざまなデータを確認できます。どんなデータが確認できるのか知ったうえで、課題や目的に合わせてチェックすべき指標をリストアップしておくと、スムーズに分析できるでしょう。
以下では、Instagramインサイト上で確認できるデータについて解説します。

アカウント全般に関する数値


・リーチしたアカウント
・インプレッション
・アカウントアクティビティ
・トップストーリーズ
・トップ投稿
・人気のIGTV
・コンテンツでのインタラクション
・投稿でのインタラクション
・ストーリーズでのインタラクション

フィード投稿に関する数値


・いいね数
・コメント数
・シェア数
・保存数
・プロフィールへのアクセス
・リーチ
・この投稿から実行されたアクション
・返信
・リーチしたアカウント
・フォロー数
・リーチ数
・インプレッション数

ストーリーズに関する数値


・このストーリーズから実行されたアクション
・プロフィールへのアクセス
・スタンプのタップ数
・リーチしたアカウント数
・インプレッション数
・フォロー数
・ナビゲーション
・次へ
・次のストーリーズに移動
・ストーリーズからの移動数

リールに関する数値


・リーチしたアカウント数
・再生数
・いいね数
・コメント数
・シェア数
・保存数

ライブ動画に関する数値


・リーチしたアカウント数
・ピークの同時視聴者数
・コメント数

フォロワーに関する数値


・増加
・トップの場所
・年齢層
・性別
・最もアクティブな時間

インスタグラムを分析する際のKPI設計

ビジネスにおいてInstagramを運用する際、KGIとKPIを設定することが大切です。目標が定まらないままでは、分析や振り返りもできません。InstagramのKPI設定でポイントとなるのは、フォロワー数、エンゲージメント数、Webサイトへの流入数の3つです。
以下では、基本的なKPI設定について解説します。

フォロワー数


フォロワー数は、アカウントの認知度を示す指標です。多くの事業者においてKPIに設定されています。競合他社の数値も確認できるため、比較しやすい点がメリットです。しかし、アクティブなユーザーの割合がわかりにくかったり、増減の理由をあとから確認しづらかったりするデメリットもあります。

エンゲージメント数


エンゲージメント数は、投稿の人気度を示す指標です。エンゲージメントの高い投稿は、人気投稿としてInstagram内のおすすめに表示されやすくなるため、露出を増加させられます。エンゲージメントを高められれば新規顧客にアプローチできる一方、改善すべき点がわかりにくいデメリットもあります。

Webサイトへの流入数


Webサイトへの流入数は、Instagram経由の集客数を示す指標です。Webサイトにおいてコンバージョンが発生する事業者はKPIに設定すべき指標の一つですが、エンゲージメント率と同じく、改善が図りにくい面もあります。

インスタグラムの分析方法

Instagramの分析においては、SNS特有の方法論にもとづいて分析するのがポイントです。SEOや広告の分析とは異なるノウハウが求められますが、基本をおさえておけばそれほど難しくありません。
以下では、Instagramの分析方法について解説します。

コンテンツの分析


コンテンツ分析で重視すべき指標は、エンゲージメント率です。まず、過去の投稿を一覧表示にして、エンゲージメント率の高い順にソートします。上位の投稿に共通点が見つけられれば、エンゲージメント率の高い投稿の傾向を把握できます。共通点を探す際にチェックすべきポイントは、被写体や投稿文、投稿内容などです。

クリエイティブの分析


コンテンツだけでなく、クリエイティブの分析も重要です。同じ投稿内容でもクリエイティブによって、エンゲージメント率は大きく変動します。ターゲット層の趣味嗜好や属性をもとに、興味を示してもらえそうなクリエイティブを作成することはもちろん、投稿後には反応をチェックすべきです。

投稿方法の分析


とくに、InstagramをはじめとするSNSでは投稿日時が重要です。平日と土日、昼と夜のように日時ごとのエンゲージメントを確認すると、大きな差があるケースも少なくありません。時間帯別にさまざまな投稿をしてみて、自社のターゲットが反応しやすい時間帯を探るとよいでしょう。

競合アカウントの分析


多くのビジネスには競合他社が存在します。自社のコンテンツやフォロワーと向き合うことも大切ですが、競合アカウントのベンチマーキングも欠かせません。外部空の分析では詳細なデータは得られませんが、フォロワー数の推移、投稿の傾向などは分析できます。新たなターゲットの開拓や施策の策定につながるヒントがある可能性も高いでしょう。

UGCの分析


ビジネスを拡大するうえで、事業者が一方的にコンテンツを発信するだけでは不十分です。ユーザー発信のUGC(User Generated Contents)を広げられると、ビジネスを急速に成長させられます。たとえば、Instagramのオリジナルハッシュタグ、公式アカウントをタグ付けした投稿はUGCの代表例です。UGCの投稿数やエンゲージメントは、ブランドに対する注目度をあらわす指標といえるでしょう。

インスタグラムの分析ツール

SNSマーケティングが主流となっている現在、さまざまな分析ツールがリリースされています。たとえば、Instagramの分析ツールには、以下のようなものがあります。

■Social Insight
■SINIS
■Aista
■AISIGHT
■comnico

しかし、有料ツールでチェックできる指標の多くは、無料のインサイト機能で閲覧できるものです。視認性に長けている分、分析しやすいように感じるかもしれませんが、基本的にはInstagramのインサイト機能で十分でしょう。

まとめ

Instagramを利用して集客や販促に取り組む場合、コンテンツやエンゲージメントの分析は欠かせません。分析結果をもとにPDCAを回して、より効率的に運用できるよう努めていくことが重要です。

Instagramには優秀なインサイト機能が実装されており、ビジネスアカウントに移行しておけば、無料であらゆるデータを分析できます。インサイトを利用している事業者と利用していない事業者では、集客や販促の成果が大きく変わってくるでしょう。

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