高画質化AIアプリ「Falper SR」が超解像機能を高度化しリニューアル、より自然な美しさを持つ画像に変換
高解像度化をはじめとしたAIによる画像処理技術を研究開発するNavier(ナビエ)株式会社(代表取締役: 渋谷拓、本社: 東京都千代田区)は、同社が開発・運営する高画質化AIアプリ「Falper SR(ファルパーエスアール)」をリニューアルしたと発表した。
なお、本リニューアルに応用された技術の一部は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業によるものだという。
お気に入りの画像をお気に入りのサイズでよりキレイに
画像や動画を使ったコミュニケーションが一般的になった現在において、「Falper SR」は画像の拡大、圧縮がかけられて劣化した画像などを手元でキレイにしたいというユースケースでよく使われている。
例えば、SNSをはじめとしたwebサービスで共有された画像には多くの場合、圧縮がかかっており、友達からシェアされた画像が元の通りにキレイに見えないといった問題がある。ほかにも、「昔撮った写真や遠目に写った写真が不鮮明」「お気に入りの画像を壁紙や印刷に使おうとしたら解像度の違いから粗すぎて使えなかった」など、画像の解像度・鮮明さに関してはさまざまな問題がある。
今回のリニューアルでは、こうした問題を誰でも手軽に解決できるよう、画像の解像度を高める機能(超解像機能)をより高度化した。従来の画像変換技術では変換や補正が過度にかけられて人の目には不自然に感じられるような処理を、AIを活用することで抑え、より自然な美しさを持つ画像に変換できるという。
デバイス上での処理でプライバシーに配慮
「Falper SR」は全ての処理をデバイス上で処理を完結させることにより、自分の写真がほかの誰かに見られる・使われる、という心配をすることなく、安心・安全に利用できる。
一般的に、AIによる処理は高負荷であるため、計算処理能力が高いサーバーに写真を一度送り、サーバー上で変換をかけてユーザーに返送する、という処理が効率的だ。しかしながら、この方式ではユーザーの写真をサーバーで保管することになるため、ユーザーにはプライバシーの懸念がある。
「Falper SR」ではリリース当初より、効率的に画像を変換できる独自のAIによって、安全性と高機能を両立させつつこの問題を解消している。
初の国産AI高画質化アプリ「Falper SR」
2019年4月にサービスを開始した高画質化AIアプリ「Falper SR」は、初の国産AI高画質化アプリ。独自開発のAI技術を用いた高精度な処理によって、撮った写真をよりキレイに、美しくしたいというニーズを持つ人に幅広く利用されている。
Navierの技術は高い水準と信頼性から日本の大手企業にも導入されており、「Falper SR」ではその先端技術の一部が手軽に楽しめることから、アプリの累計ダウンロード数は30万を突破している。
今後も、安全に使える国産アプリという軸を保ちつつ、背景ぼかし、動画の超解像などの機能を追加することで更なるユーザー体験の向上を図っていくという。
誰もがスマホで写真を撮り、その写真を使って発信できるようになった今、あらゆる場面でかつてないほど写真が身近な存在になっている。「Falper SR」を使えば解像度の低い写真をキレイに変換できることから、画質が粗くて諦めていた昔の写真を復活させるといった楽しみが広がりそうだ。