STORESがサティス製薬と連携 中小事業者の「オリジナル化粧品」の開発・販売を支援へ

ECのミカタ編集部

へイ株式会社(以下「hey」または「同社」)は、運営する「STORES」が、化粧品OEMサービスを提供する株式会社サティス製薬(以下、サティス製薬)と連携し、「オリジナル化粧品」の開発・販売支援を開始した。

オリジナル化粧品製造が「初回最小100個から」可能に

STORES プラットフォーム を運営するheyは、運営するネットショップ開設サービス「STORES(ストアーズ)」が、化粧品OEM(相手先ブランドによる製造)サービスを提供するサティス製薬と連携し、中小事業者の「オリジナル化粧品」の開発・販売支援を開始した。

同社は、今回の連携によりSTORES を利用する中小事業者が、オリジナル化粧品を初回最小100個から開発・製造することが可能となるとしている。サティス製薬は、天然由来成分を中心とした高性能スキンケア化粧品の開発・OEM製造によって、ユーザー1人ひとりが持つ肌悩みを解消し、理想の肌状態へと導くモノづくりを行っている。

D2Cブランドのスタートアップ支援を得意とし、ブランド立ち上げから運営の支援までトータルサポート。独自原料の開発や、製品の有効性・安全性評価試験、物流サービスなど、一気通貫でブランドの事業支援を実施。今後も、化粧品を通じてユーザーの肌を理想の状態へ導きたいという想いを持つブランドを、OEM企業として支援を続けるとしている。

サービス概要

▶申し込み:専用サイトから申し込み

▶初回申し込み締切 :2022年7月7日(木)を予定
(※初回申し込み締め切り後も継続的に申し込み受付を行う予定)

▶対象:STORES でネットショップを開設している事業者
(※STORES アカウントを持っていない場合はアカウント作成後に申し込みが可能)

<注意事項>
・初回ロットの費用は前払い、2回目以降は応相談。
・最小ロット数100個は初回のみ、2回目以降は応相談。
・商品企画や条件等により、試作・製造に至らない可能性がある。
・その他、詳細条件等は公式サイトを要参照。

中小事業者の「オリジナル化粧品」開発での課題に向き合う

化粧品などの「オリジナル商品」の開発・製造は、事業者が「こだわり」を表現できる一方で、一般的には外部の専門業者への委託が必要であり、多額の費用や、開発から販売までに多くの時間がかかり、中小事業者にとって容易なものではない。

例えば、最小発注ロットや在庫リスク、それに伴うキャッシュフローの悪化などの費用面の課題だ。また、パッケージデザインを含めた商品企画から、材料仕入れ・原価計算などのコスト管理に至るまでの、専門的な知識・経験も求められる。さらに、試作から販売までの間にも多くの時間を要する場合があり、中小事業者にとって「オリジナル化粧品」の開発は、難易度が高く挑戦しづらい状況にあった。

こうした状況を受けて、ネットショップ開設サービスとあわせて「写真撮影サービス」などの中小事業者の事業支援サービスも展開する STORES は今回、OEM実績800社以上のサティス製薬と連携し、中小事業者へのオリジナル化粧品開発・製造サービスの提供に至ったのだ。

同社は、この連携によりSTORES 利用事業者は、通常1,000個以上からのオリジナル化粧品製造が「初回最小100個から」可能になるとしている。STORES は、サティス製薬が長年培ってきた技術と経験を活かしたサービスを共同運営することで、中小事業者の「オリジナル化粧品」開発における課題を解決し、新たな挑戦ができる環境づくりを強化するとしており、これからの展開にも注目と言えそうだ。

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