【Paidy】最新の買い物トレンドを公表 「外向き消費」の傾向が顕著に

ECのミカタ編集部

あと払い(Buy Now Pay Later)サービス「ペイディ」を提供する株式会社Paidyは、ペイディ利用者の2022年4月〜6月(調査期間:2022年4月1日〜6月10日)の買い物トレンドをまとめて内容を公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。

顧客の利用傾向をもとにレポート

ペイディでは、FOD、Francfranc、究極のブロッコリーと鶏胸肉、URBAN RESEARCH、ふるさとチョイス、HMV&BOOKS onlineなどが販売店として新たに加わり、パートナーと協力し、顧客の「お買い物の友」としてさらに便利なサービスの提供に努めたとしている。そうした中で今回、顧客におけるペイディの利用傾向を基に、2022年4月から6月の買い物トレンドをまとめ、その内容を公表した。

買い物トレンド概要

買い物トレンド概要

◆全体:ファッションは引き続き人気アイテムに

2022年4月〜6月に最も買われたアイテムTop3は、「Tシャツ」、「ブラウス」、「ワンピース」で、昨年と同様にファッションアイテムが人気となった。ファッション以外では、「血色マスク」や「3Dマスク」などのマスク類のほか、香水のサブスクリプションサービスなどが上位に入った

◆トラベル:旅行が増加傾向に

トラベルカテゴリーでは、航空券や高速バス代金の人気が高く、昨年同期と比較して、航空券の購入回数は約1.5倍、高速バスのチケット購入回数は約2.8倍となり、旅行に出た顧客の数が増加したと推測している。また、少し値が張る航空券や高速バス代金は、分割手数料無料の「3回あと払い」を利用して購入される顧客が多くいたという。

高速バスを運行するウィラートラベルでは、4月1日から5月8日(ゴールデンウィーク終了日)の期間に購入された高速バスチケットのうち、関東発着の路線が最も人気で、Top3は下記の通りだった。

▷東京・横浜・川崎・千葉 ⇆ 名古屋・岡崎・浜松 (関東⇆中部)

▷東京・横浜・川崎・千葉・甲府 ⇆ 大阪・京都・神戸・滋賀・和歌山 (関東⇆関西)

▷東京・千葉 ⇆ 仙台・福島 (関東⇆東北)

◆美容:メンズコスメが人気、美容分野でも多様化が進む

美容カテゴリーでは、マスク時代における目元美容の需要増加により、昨年に引き続きアイラッシュセラムが上位にランクインした。また、「3回あと払い」を利用して購入された美容アイテムでは、カラーコンタクトレンズが人気で、とりわけ、学校や職場でもさりげなく盛れるブラウン系のカラーが人気となった。

近年市場が拡大しているメンズコスメも人気で、メンズスキンケアブランド「BULK HOMME」の洗顔料や化粧水が上位にランクインした。マスク生活による肌荒れ解消や、久しぶりの対面会議でより綺麗な肌を見せたいなど、スキンケアで肌に磨きをかける顧客が多くいたことが推測できるとしている。

◆生活:夏の先取りアイテムが人気

生活カテゴリーでは、DEAN & DELUCAの人気が高く、リネンマーケットトートバッグ、保冷カゴバッグ、トレイルボトルなど、これからの季節に活躍しそうな初夏らしいアイテムが上位にランクインした。今後の外出需要を見越して買い物をした顧客が多くいたと推測している。

◆家電・インテリア・雑貨:趣味時間を楽しむ人が増加

家電・インテリア・雑貨カテゴリーでは、「Nintendo Switch」の本体やソフトが上位にランクインし、昨年に引き続き人気の高さが浮き彫りとなった。特にソフトでは「マリオカート8 デラックス」がよく購入された。このほか、ギターシールドやギターピックも上位に入り、ゲームやギターなど、趣味の時間を満喫している様子が見て取れる。

サマリー

公表に際して同社では次のように述べている。

「第二四半期は、行動制限の緩和により、旅行に出かけるお客様が増加するなど、徐々に『外向き消費』の傾向が見られました。先日、2年ぶりに日本でも外国人観光客の受け入れを開始するなど、更なる緩和の動きが見られることから、第三四半期では、コロナ禍で出来なかったことを楽しむ『リベンジ消費』の傾向が見られるかもしれません。ぜひ、次回のお買い物トレンドレポートにもご期待ください。ペイディは、『お買い物のネクストスタンダード』として、より便利に安心してご利用いただけるよう、これからもサービスの向上に努めてまいります」

調査が行われた今年の4月から6月は、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き始め、徐々に消費行動にも回復の兆しが見られた。特に、3年ぶりに行動制限がなく、最大10連休となった今年のゴールデンウィークは、旅行や外出をした人も多く、各地で賑わいを見せた。こうした動向は、当然にしてECでの購買行動にも反映されたものとみられ、アフターコロナ、ウィズコロナ時代を捉える上でも大いに参考にできそうだ。

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