SNS運用、BtoB企業における課題は?【リサピー®️調査】

ECのミカタ編集部

出典元:【リサピー®️調査】https://research-pr.jp/

株式会社IDEATECH(本社:東京都港区、代表取締役:石川友夫)が運営する国内最速級のリサーチPR「リサピー®️」は、自社でSNS運用を行うBtoB企業のマーケティング担当者110名に、BtoB企業のSNS運用に関する実態調査を実施し、その結果を公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。

調査概要

調査概要:BtoB企業のSNS運用に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年6月21日〜同年6月23日
有効回答:自社でSNS運用を行うBtoB企業のマーケティング担当者110名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない。

目的「リードの獲得」59.1%、88.2%が効果を実感

目的「リードの獲得」59.1%、88.2%が効果を実感

「Q1.あなたのお勤め先では、SNS運用をどのような目的で行っていますか。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「リードの獲得」が59.1%、「認知拡大」が58.2%、「コンバージョン獲得」が50.0%という回答となった。

次に「Q2.あなたは、自社のSNS運用はマーケティングに効果的だと思いますか。」(n=110)と質問したところ、「非常にそう思う」が37.3%、「ややそう思う」が50.9%という回答となった。

さらにQ2で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人に、「Q3.自社のSNS運用がマーケティングに効果的だと思う理由を教えてください。(複数回答)」(n=97)と質問したところ、「ユーザーに直接的なアプローチが可能だから」が60.8%、「ユーザー数が多く認知の拡大が可能だから」が53.6%、「潜在顧客にリーチできるから」が40.2%という回答となった。

8割以上がSNS運用に課題

8割以上がSNS運用に課題

「Q4.あなたは、自社のSNS運用に関して課題を感じていますか。」(n=110)と質問したところ、「非常に感じている」が34.5%、「やや感じている」が47.3%という回答となった。

次にQ4で「非常に感じている」「やや感じている」と回答した人に、「Q5.自社のSNS運用に関してどのような課題を感じているかを教えてください。(複数回答)」(n=90)と質問したところ、「コンテンツの企画に工数を割けていない」が54.4%、「投稿ネタの不足」が44.4%、「運用人材の不足」が44.4%という回答となった。

さらにQ5で「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q6.Q5で回答した以外に、自社のSNS運用に関して感じている課題があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=89)と質問したところ、「更新頻度の低さ」や「フォロワー数がのびない」など36の回答があった。

<自由回答・一部抜粋>
・42歳:更新頻度の低さ。
・32歳:フォロワー数がのびない。
・62歳:費用対効果の確認が難しい。
・52歳:会社的な規約をクリアして行くのに一苦労で、多面的な施策が打ちづらい。
・51歳:最終的に受注につながったかどうかよりも、設定目標を達成することに重きを置きすぎていて、変わった手法を試しにくい。
・36歳:運用人材の質が低い。
・41歳:特定の人材に依存してしまう。

約9割が「リサーチに基づいたコンテンツ発信」に興味

約9割が「リサーチに基づいたコンテンツ発信」に興味

「Q7.あなたは、リサーチ結果に基づいたSNSのコンテンツ発信に興味がありますか。」(n=110)と質問したところ、「非常に興味がある」が34.6%、「やや興味がある」が50.9%という回答となった。

次にQ7で「非常に興味がある」「やや興味がある」と回答した人に、「Q8.リサーチ結果に基づいたSNSのコンテンツ発信に興味がある理由を教えてください。(複数回答)」(n=94)と質問したところ、「調査結果に基づくコンテンツをよく見かけるから」が69.1%、「数値が使われていると目を引くから」が47.9%、「市場醸成が可能だと思うから」が34.0%という回答となった。

さらにQ8で「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q9.Q8で回答した以外に、リサーチ結果に基づいたSNSのコンテンツ発信に興味がある理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=94)と質問したところ、「事業のわかりやすさにつながるから」や「投稿内容に説得力があり、コンテンツの目をひきやすい」など38の回答があった。

<自由回答・一部抜粋>
・41歳:事業のわかりやすさにつながるから。
・53歳:投稿内容に説得力があり、コンテンツの目をひきやすい。
・56歳:より具体的な話しが発信できる。
・40歳:信憑性がある。
・32歳:波及効果が期待できるから。
・52歳:施策の解像度を上げたいので。
・43歳:利用者が多いので、バズらせやすいと思うから。

サマリー

調査に際して同社では次のように述べている。

「今回の調査は、自社でSNS運用を行うBtoB企業のマーケティング担当者110名に、BtoB企業のSNS運用に関する実態調査を実施しました。BtoB企業の59.1%が、『リードの獲得』を目的にSNS運用を実施しており、88.2%が『自社のSNS運用によるマーケティング効果』を実感していることが分かりました。マーケティングに効果的な理由として、6割以上が『ユーザーに直接的なアプローチが可能だから』と回答しました。一方で、課題を感じている企業も多く、『コンテンツの企画に工数を割けていない』(54.4%)や『投稿ネタの不足』(44.4%)といった悩みが挙がりました。コンテンツの企画に対し悩みを抱える企業が多い傾向にあることから、約9割が『リサーチ結果に基づいたSNSのコンテンツ発信』に興味を示しました。興味を示す理由として、『調査結果に基づくコンテンツをよく見かけるから』が69.1%、『数値が使われていると目を引くから』が47.9%の結果となりました。

SNSを活用したマーケティング施策を行う企業が増えており、SNSを活用することでユーザーに直接的なアプローチができると、効果を感じる企業も多い結果となりました。一方で、投稿コンテンツのネタ切れや企画に工数を割く時間がないという課題の声が多く、リサーチ結果の転用をするだけで可能になる『リサーチ結果に基づいたSNSのコンテンツ発信』に約9割もの企業から興味を集めました。リサーチ結果に基づいたコンテンツには説得力があり、数値だと目を引きやすいといった利点があると考えられており、今多くの企業が取り入れていることから私たちが目にする回数も増えました。より具体的な発信ができ、より事業を理解してもらえるコンテンツとして、リサーチ結果をSNSコンテンツに盛り込む方法は、今後BtoB企業のSNS施策として主流になってくるのではないでしょうか」

SNSは、一般の人々やB2Bをはじめとする各企業が情報を発信することが可能になったという点で「メディアの民主化」の文脈で語られることも多い。特にアーンドメディアは、プラットフォームとしてコンテンツの投稿がしやすく、また拡散力にも優れていることから、マーケティングやプロモーションの場としても有力だ。

一方で、企業におけるマーケティングやプロモーションでのSNS活用においては、ブランド構築や維持の上でもコンテンツのクオリティを一定以上に保つことが求められ、まさのクリエイティブの部分でいかにメディア企業以外の一般の企業が施策を実施していくか、その難しさも垣間見える結果ともなったようだ。

[引用元]
https://research-pr.jp/

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