ECシステムの内製化体制立ち上げを支援するプログラムを提供開始、最短2ヵ月で内製化が可能に

ECのミカタ編集部

株式会社システムインテグレータ(本社:さいたま市中央区、代表取締役社長 CEO:引屋敷 智、東京証券取引所 スタンダード市場 証券コード3826)は、デジタルトランスフォーメーションを目指すEC事業者・小売業を支援するプログラム、「EC&リテール DXサポート」を2022年7月22日より提供開始すると発表した。

本サービスにおいては、デジタルを活用したビジネスの成長を目指すEC事業者・小売業のシステム内製化をサポートするという。

ECサイト立ち上げから社内開発体制構築まで支援

「EC&リテール DXサポート」は、EC事業者・小売業のシステム内製化体制立ち上げを支援し、ビジネスおよび組織のDXを目指すためのプログラム。1996年から25年以上にわたって国内のECサイト構築を支援し続けた同社のノウハウと技術を、惜しみなく盛り込んでいるという。

「EC&リテール DXサポート」は、同社の「SI Web Shopping」をベースに提供する。SI Web Shoppingは、ソースコードおよびデータベースを完全に公開することが可能で、大手ECサイトをはじめ1,100サイト以上に採用されている。

SI Web Shoppingがあることで、高品質なECサイトを素早く立ち上げることができるだけでなく、その後の独自の拡張を行うための社内開発体制構築の支援まで含まれていることが、本サービスの最大の特徴となっている。

「EC&リテール DXサポート」サービス内容

本サービスにおいては、これまでのベンダー任せの現状を打破しDX化を推進したい事業者に向けて、事業担当者・システム担当者と伴走し、継続的・持続的開発が可能な内製化の体制作りをサポートする。

また、すでに内製化を行っている事業者に対しては、既存システムのソーススパゲッティ状態や属人化した設計・開発による技術的負債を解消し、安定・安心できる基盤へのリニューアルが可能なテクニカルサポートを中心としたプランを提供する。

◆フルスタートプラン
内製化を検討する事業者向けにゼロから体制構築を伴走サポート。

①現状分析
・AS-IS業務フロー作成
・基幹・周辺システム連携I/F整理
②要望整理
・TO-BE 要望一覧作成
・実現性検証環境の提供
③影響範囲調査
・Fit&GAP作成
・基幹・周辺システム連携修正範囲調査
④実現性検証
・開発環境提供
・検証環境提供(AWS)
・カスタマイズテンプレート提供
⑤内製のための開発教育
・開発チュートリアル
・アーキテクチャ解説
・自動テストスクリプト提供
・パフォーマンステストテンプレート提供

【期間】
3ヵ月

【費用】
SE支援費用:600万円
クラウド環境費用:実費

◆テクニカルサポートプラン
すでに内製化を行っており、開発体制がある事業者向けに技術支援を中心にサポートする。

①システム環境提供
・開発環境
・検証環境(AWS)
②内製のための開発教育
・開発チュートリアル
・アーキテクチャ解説

【期間】
2ヵ月

【費用】
SE支援費用:100万円
クラウド環境費用:実費

継続的な開発支援サポートを順次追加予定

また、継続する開発の支援サポートとして、以下のプログラムも新たなメニューとして順次拡張予定。

・ラボ型開発(オフショア)
・開発ドキュメント提供
・インフラ設計、構築支援
・アーキテクチャ解説やソースレビューを含めたエンジニア教育
・セキュリティ、パフォーマンステストなどの各種テスト支援
・セキュリティ、パフォーマンステストのアウトソーシング受託
・プロジェクトマネジメント支援

将来的には、同社オフショア開発拠点の海外子会社(2022年8月ベトナム、ダナン市設立予定)とEC事業者が直接ラボ型開発契約を行うことにより、事業者は自社開発リソースの稼働状況に応じた開発が実施できるようになる見通しだという。

日本国内のIT人材はIT企業側に偏っており、事業者側のIT人材が不足していることが日本企業のDX推進を遅らせる遠因となっている。多くのEC事業者でも、サイト構築や運用において、いまだに外部のIT企業に外注しているのが現状だ。

スピーディーに新機能の実装やUIの改善を行い、ECサイトの最適化を進めたい事業者にとって、システム内製化はひとつの答えになりそうだ。

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