Cafe24 ECサイトの初期設定支援サービスを提供開始
ECプラットフォーム「Cafe24」を運営するCAFE24 JAPAN株式会社(以下:Cafe24 Japan)は、ECサイト構築の初期設定を支援するサービス「スターターパッケージ」をアプリストア「Cafe24 Store」にて提供開始した。
ECサイトの初期設定を代行
今回提供を開始する「スターターパッケージ」は、Cafe24がECサイトの初期設定を支援するサービスである。
「Cafe24 Store」で「スターターパッケージ」のアプリをインストールした後に利用申請し、「Cafe24」が提供するヒアリングシートに商品や配送料、会社情報などのご希望の設定内容を記入することで、その内容をもとに「Cafe24」が直接ECサイトの初期設定を代行することになる。
本サービスを利用することによるメリットは以下の通り。
◆迅速なECサイト開設を支援してもらえる
▷ECサイトの開設に必要な商品や配送料、会社情報の初期設定を「Cafe24」が代行
▷納品後すぐに決済代行サービスの審査に移ることができ、容易にECサイトを開設することが可能
◆業務負担を軽減しショップ運営へ集中
▷ECサイト初期設定を代行してもらえることで、サイトの運営に集中することが可能
「スターターパッケージ」概要
◆初期設定内容
・会社情報
・ショップ名
・住所
・代表電話
・会社概要
・CS電話番号 / 受付時間
・ご利用ガイド
・特定商取引法
・プライバシーポリシー
◆商品情報
・商品カテゴリの登録
・商品登録(5商品まで)
◆配送情報
・基本配送料の設定 ※下記5つの配送タイプに対応。
・全品送料無料
・全国一律の送料
・地域別送料
・送料無料ライン
・複数の配送会社設定
◆その他
・自動配信メールの設定(新規会員登録、注文確認、発送完了)
・ショップロゴの変更
◆費用
・165,000円(税込価格)
人的リソース不足の課題を解決
今回の「スターターパッケージ」提供開始の背景について、Cafe24 Japanは以下のようにコメントしている。
「コロナ禍で事業者のEC化需要が高まる一方で、事業者がECサイトの開設や運用、集客などのスキルやノウハウに加え、人的リソースの不足がハードルとなり、ECサイトを開設できないという課題もあります。これらが他国に比べEC化率が低水準である要因の一つにもなっています。このような背景を受け、Cafe24 Japanは事業者のECサイト開設におけるスキルやノウハウ、人的リソース不足の課題を解決するべく、ECサイトの初期設定を支援するサービス『スターターパッケージ』の提供を開始いたしました」
経済産業省が2022年8月に発表した調査(※1)によれば、2021年の国内のBtoC-EC市場におけるEC化率は8.78%と前年より0.7ポイント上昇し、コロナ禍で日本のEC市場は堅調に拡大している。その一方で、2021年の世界のBtoC-EC市場におけるEC化率は19.6%と推計され、日本のEC化率は世界に比べて低水準であることが分かっている状態だ。今回提供が開始される「スターターパッケージ」は、そのような状況を打開するきっかけとなることが期待される。これまでEC市場への参入を懸念していた業界が加わるきっかけとなり、市場の拡大に繋がることになるだろう。
※1:経済産業省「令和3年度電子商取引に関する市場調査」
https://www.meti.go.jp/press/2022/08/20220812005/20220812005-h.pdf