w2CommerceとBenentが連携 より充実した購買体験を提供

ECのミカタ編集部

w2ソリューション、「w2Commerce」にオンライン販売支援サービス「Benent(ベネント)」の連携を開始

高機能ECプラットフォームを提供するw2ソリューション株式会社(以下:w2ソリューション)は株式会社NETFRAME(以下:NETFRAME)が提供するオンライン接客販売支援サービス「Benent」とのシステム連携を開始したことを公表した。

リアル店舗と同等の接客を実現

「w2Commerce」は1000を超える機能を持ち、オンラインのマーケティング施策もカバーしている。今回、「Benent」を連携可能なオンライン接客販売支援サービスのラインナップへ追加することによって、事業者はコーディネート画像投稿、ブログ投稿、ライブ配信をECサイトにアップ可能となる。これにより顧客は、ECサイト上でもリアル店舗と同等の接客を受けることができるだろう。

現在では「w2Commerce」をECプラットフォームとして利用している「SNIDEL公式オンラインショップ」にてBenentを導入した事例がある。

シームレスな購買体験を提供

スマホの普及によって顧客の購買行動はECとリアルの融合へと変化を遂げており、リアル店舗はもちろんECサイト、アプリなどの様々な購買チャネルの利用が通常となりつつある。

さらに近年では、ECの中でもリアル店舗と同様のサービスを受けることができるオンライン接客の需要が高まっており、その中のひとつであるライブコマースは体験の価値を重視する顧客ニーズとマッチしている。また、オンライン接客販売支援サービスを導入することで、EC販売のデメリットである商品を実際に手に取れない不安感を払拭することも可能だ。

コマースの時流がリアル店舗やECサイト、アプリなどのチャネルの隔たりを感じさせずシームレスな購買体験を提供するユニファイドコマースに向かっている中、「オンライン接客」もユニファイドコマースを実現しECビジネスを加速する手段のひとつとして取り入れる事業者は増加傾向にあるだろう。今回「w2Commerce」と「Benent」連携は、このような背景を元にして実現したとしている。

ブランドの世界感を楽しめるECサイトへ

今回の提携について、w2ソリューション株式会社 秋山 靖氏は以下のようにコメントしている。

「今回、w2CommerceへのBenent連携をプロジェクトリーダーとして、要件定義・開発・連携まで一貫して担当しました。私自身、今回のようなオンライン販売支援サービスとの連携プロジェクトは初めての経験でした。Benentは自由度の高いフロント表示開発が可能なため、ECサイト利用者の利便性を考えながら、サービスのボタン位置まで細かく意見を交わしながら開発を実施しています。w2Commerceと連携されたBenentのサービスを通して、今まで以上にブランドの世界感や商品を楽しんでいただけるECサイトになるように連携開発を行いました。今後も今までのECプラットフォーム開発の知見を活かしながら、様々なサービス開発・連携にチャレンジしていきます」

店舗スタッフがECサイト上でも製品の質感やサイズ感などを顧客へリアルに伝えることは、顧客に対して充実した購買体験を提供できるようになるだろう。このことは従来以上に高度なオンライン接客の実現はもちろん、ECの理想形といわれるユニファイドコマースへより近づいたと言えるはずだ。「w2Commerce」は今後も柔軟な機能開発に力を注いていくとしている。今後どのような購買体験を提供していくのか、さらなる進化に注目すべきと言えるだろう。

ECのミカタ通信23号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事