「TēPs」と「Qoo10」が連携 注文情報の取得と配送情報の更新機能を追加

ECのミカタ編集部

EC 特化ノーコードツール TēPs(テープス)が Qoo10 と新たに連携。注文情報の取得と、配送情報の更新機能を追加。

テープス株式会社(以下:テープス)は、EC に特化したノーコードツール「TēPs」において、インターネット総合ショッピングモール「Qoo10」の、注文情報を取得する機能と、注文の配送情報を更新する機能を追加したことを公表した。

入金状況の確認負担を軽減

新機能となる「注文情報の取得」を利用することで、Qoo10の注文情報を取得し、Googleスプレッドシート(※1)やネクストエンジン(※2)、クラウドデータベースやSaaSなど、TēPsと接続するさまざまなサービスに連携可能となる。

ネクストエンジンはQoo10の注文を自動で取り込むことができるが、一度取り込んだ後はQoo10の注文とネクストエンジンの受注伝票で情報が同期されない。そのため、Qoo10の後払い決済の注文に入金があった際、決済状況をネクストエンジン側の受注伝票に手動で反映する作業が必要となる。

しかし「注文情報の取得」により、入金状況が反映されていないネクストエンジンの受注伝票に、Qoo10の注文の入金状況を自動で反映。注文の入金状況を1件ずつ確認する必要がなくなり、担当者の負担軽減が期待できるだろう。

※1:Google スプレッドシートは Google LLC の商標
※2:「ネクストエンジン」は NE株式会社の商標

工数の削減を実現

さらにもう1つの新機能を利用することで、Qoo10注文の配送情報を更新可能となる。

一例として、出荷が完了した注文の配送情報をGoogleスプレッドシートやTēPsと接続しているクラウドデータベースなどに記入することで、TēPsがそれぞれの配送情報をQoo10の注文に自動で反映するなどといった使い方ができる。

ネクストエンジンの受注伝票と Qoo10の注文情報は常に同期されているわけではないため、出荷完了時にネクストエンジンの受注伝票に入力した配送情報を、その都度Qoo10の注文情報に手動で反映する必要があった。しかし新機能により上記作業の自動化が可能になり、工数の削減に加えてヒューマンエラーの防止も期待できるとしている。

TēPsは、APIを介してECモール、受注管理システム、Googleスプレッドシートやチャットツールなど、様々な業務で利用するさまざまなサービスや機能を自由に組み合わせ、プログラミングの知識や経験がなくても、自社独自の業務を自動化するツールを作成可能である。今回の連携によってQoo10とのデータ連携を補完し、複雑で時間の必要となる手作業削減を実現できるはずだ。

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