Amazon出品サービスの「ビジネスレポート」を自動取得、EC特化『TēPs』が新機能を実装

ECのミカタ編集部

テープス株式会社(本社:神奈川県茅ヶ崎市、代表取締役:田渕健悟、以下「テープス」または「同社」)は、同社の「TēPs(テープス)」において、Amazonセラーセントラルから販売状況の確認に利用される「ビジネスレポート」を取得する機能を新たに追加したことを公表した。

集計・分析業務の効率化を実現

テープスは、同社のECに特化したノーコードツール「TēPs(テープス)」において、Amazonの販売事業者が利用する出品管理画面「セラーセントラル」から販売状況の確認に利用される「ビジネスレポート」を取得する機能を新たに追加したことを公表した。

同社は、これによりGoogleスプレッドシートへデータを自動連携できるようになるため、レポートのダウンロードや貼り付けといった作業を省略し、集計・分析業務の効率化が実現できるとしている。

TēPsは、APIを介してEC モール、受注管理システム、Googleスプレッドシートやチャットツールなど、日々の業務で利用される多様なサービスや機能を自由に組み合わせ、プログラミングの知識や経験がなくても、自社独自の業務を自動化するツールをつくることができるソリューションとなっている。

新機能の概要

新機能の概要

同社がまとめる新機能の概要は次の通りだ。TēPsは、ECモールやEC事業でよく使われるさまざまなツールをつなぎ、自社の業務を自動化できるECに特化したノーコードツールだ。今回、セラーセントラルの「ビジネスレポート」を自動で取得し、TēPsが接続している他のサービスに連携できるようになった。

具体的には、取得したデータをGoogleスプレッドシートに自動で書き出せるようになるため、前日分の「ビジネスレポート」を自動で反映するシートや、週次・月次のデータの推移を表示するシートなどが作成できるようになった。また、FTPサーバーを介して基幹システムへ連携することも可能となった。

Amazonストアの運営を支援

「ビジネスレポート」には、「セッション」や「ページビュー」などのトラフィックや、おすすめ出品商品としての掲載率、注文された点数などの情報が記載されている。これらのデータは、おすすめ出品の割合を高めるための出品価格の調整や、購入転換率を高めるためのページ情報の推敲など、販売状況の分析・改善に活用されている。

そのため、分析で利用されることが多いGoogleスプレッドシートや基幹システムに、「ビジネスレポート」のデータを自動で連携することで、業務の工数を削減したいという要望が寄せられていたそうだ。

TēPsの新機能により、「ビジネスレポート」の作成リクエスト・取得・連携の自動化が可能になったことで、販売事業者における商品の集計・分析業務をさらに効率化できるようになり、販売事業者のAmazonのストア運営を支援する機能開発を通したソリューションの価値向上がさらに進むことになりそうだ。


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