TēPsに新機能追加、Amazonセラーセントラルに「在庫ファイル」を自動アップロード

ECのミカタ編集部

テープス株式会社(本社:神奈川県茅ヶ崎市、代表取締役:田渕健悟、以下「テープス」または「同社」)は、同社の提供する「TēPs」において、Amazonの販売事業者向けの出品管理画面「セラーセントラル」に、「在庫ファイル」をアップロードする機能を新たに追加したことを公表した。

AMTU一部機能をTēPsで代替

テープス社は、同社が提供するECに特化したノーコードツール「TēPs(テープス)」において、Amazonの販売事業者向けの出品管理画面「セラーセントラル」に、「在庫ファイル」をアップロードする機能を新たに追加した。

TēPsは 、ECモールや EC事業でよく使われるさまざまなツールをつなぎ、自社の業務を自動化できるECに特化したノーコードツールだ。同社は、今回の新機能によって、Amazonが提供している販売事業者向けサービス「Amazon Merchant Transport Utility(以下、『AMTU』)」の一部機能をTēPsで代替し、商品の価格や在庫数を自動で変更することが可能になったとしている。

新機能の概要

新機能の概要

今回の新機能により、以下のようなフローが実現する。

▶基幹システムが「在庫ファイル」を生成し、FTPサーバーにアップロード

▶TēPsが FTPサーバーから「在庫ファイル」を取得

▶TēPsが「在庫ファイル」をセラーセントラルにアップロード

これにより、AMTUのサービス終了以降も、基幹システムと連携した効率的な商品情報・在庫情報の更新が可能となる。

Amazon販売商品の情報や在庫数更新を効率化

Amazonの販売事業者は、販売傾向やショッピングカートボックスの獲得状況などをもとに、商品価格を日々更新することが常だ。また、複数の店舗で在庫を共有している場合は、在庫マスタの値をもとに、商品在庫の定期的な更新が必要となる。

Amazonでは、セラーセントラルに「在庫ファイル」をアップロードすることで、複数の商品の商品情報・在庫情報を一括で更新できる。また、この「在庫ファイル」を基幹システムで生成し、アップロードする際にAMTUの「フィード送信」機能を利用することで、「在庫ファイル」の生成からアップロードまでを自動化しているケースも存在する。

しかし、AMTUは 2023年8月31日にサービス終了が予定されているため、「在庫ファイル」のアップロードの自動化が可能なサービスが求められていた。今回、「在庫ファイル」をセラーセントラルに自動でアップロードする機能がリリースされ、Amazonで販売している商品の情報や在庫数の更新を効率化できるようになり、Amazonで展開するEC事業者にとっては朗報ともなりそうだ。

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