スーパーデリバリーがザッピングと連携、ショート動画での接客を開始

ECのミカタ編集部

株式会社ラクーンコマース(本社:東京都中央区、代表取締役社長 :和久井岳、以下「ラクーンコマース」または「同社」)は、同社が運営する「スーパーデリバリー」について、株式会社ファナティック(本社:東京都渋谷区、代表取締役:野田大介、以下「ファナティック」)が提供する「ザッピング」と連携し、動画接客を開始したことを公表した。

動画で「商品に込められた思い」を届ける

ラクーンコマースは、同社が運営する卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」について、ファナティックが提供する縦型ショート動画の接客ツール「ザッピング」と連携し、動画接客を開始したことを公表した。同社は、これにより写真だけでは伝わらない「商品に込められた思い」を届けるとしている。

「スーパーデリバリー」は、国内メーカーと小売店・サービス業などの事業者が取引できる卸・仕入れサイトだ。アパレルや雑貨を中心に、家具、生活家電、食品など幅広いジャンルの商品が約150万点掲載されている。

一方、「ザッピング」はウェブサイトや通販サイト上に縦型のショート動画を掲載できるツールだ。手軽にショート動画をアップすることができ、動画上には商品ページや特集ページなどのリンクの設置もできる。文字やスタンプも配置可能となっており、動画を投稿するスタッフの個性を活かし、連続視聴に適した魅力的な商品紹介動画を制作することができる。

連携概要

連携概要

今回のツール連携により、「スーパーデリバリー」は画像だけでは伝わりにくい商品の細部や使い方をはじめ、商品に込められた思いなどを、動画内で接客するように伝えることが可能になった。なおショート動画は、「スーパーデリバリー」の商品詳細ページおよび特設ページ「STORY MOVIE」上に掲載される。

また特設ページ「STORY MOVIE」では、「企業の数だけ、届けたい思いがある。」をコンセプトに、出展企業の新商品・人気・再入荷などの商品紹介や、フェア情報といったタイムリーな情報をショート動画とともに配信される。

スーパーデリバリー出展の120社が動画を活用

同社はまた、ショート動画のメリットとして次の内容を挙げている。商品の知りたいポイントを空いた時間に効率的に見ることができるほか、動画が連続再生されることにより、思わぬ商品やメーカーと出会い、さらなる取引機会の創出につなげられる。

現在、「スーパーデリバリー」に出展しているメーカーの120社が動画の活用を始めており、リリースされた動画数は2417本に上っているという。ライブコマースに象徴されるように、ECにおいても動画やライブ配信の活用が広がっている。動画は静止画やテキストに比べて情報量も多く、より直感的に商品について伝えられる点でアドバンテージがある。

さらに動画を通して顧客とのロイヤリティ醸成にも活用でき、商品情報の2次拡散・3次拡散も期待できる。特にショート動画については、短時間でさまざまなコンテンツを視聴できるという利点もあり、今後、さらなる活用が進むことになりそうだ。


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