Shopee、東南アジア・台湾のレディースファッションのトレンドを発表 品質の高さやコットン、刺繍入り商品が人気に

ECのミカタ編集部

東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォーム、Shopeeの日本法人であるショッピージャパン株式会社(本社:東京都港区、以下「ショッピージャパン」)は、現地レディースファッションの最新ショッピングトレンドを発表し、消費者の購入意向に影響を与える要因を分析した。

レディースファッションカテゴリーの日本越境商品、オーダー数増加

レディースファッションカテゴリーの日本越境商品、オーダー数増加

2023年6月、ショッピージャパンは東南アジア・台湾に住む8850名のshopee現地ユーザを対象にshopeeで購入したファッション商品に対する実態調査を行った。ショッピージャパンによると、今年の上半期に東南アジアと台湾では、レディースファッションカテゴリーにおける日本越境商品のオーダー数が大きく伸びている傾向が見えてきたという。昨年の上半期と比較すると、ランジェリー&アンダーウェアが1998%、パーカー&スウェットが1643%、ドレスが842%とそれぞれのカテゴリーで大幅なオーダー数の増加する結果となった。

また、ファッション商品の購入意向についてショッピージャパンが調査した結果、高い価格でも購入を決める要素として、品質の高さやコットン生地、刺繍入りのTシャツがあげられた。またファッション商品の撮影法として東南アジア圏がプロ撮影を選ぶ中、台湾のみ自撮り写真の方が購入意向を増加させるという。

高まるASEAN、東アジアへの販売意欲と課題

日本貿易振興機構のデータによると、今後のEC販売拡大・新規販売先国、地域として、2022年度は「ASEAN(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム)40.7%」、「東アジア(韓国、台湾、香港)32.2%」「米国(31.3%)」の順で回答(※1)。また、越境ECの課題として販売先国・地域に関する情報不足や自社ブランド認知度向上の難しさ、物流や通関、関税支払いなどのリスクがあげられている。ショッピージャパンの調査結果を元に越境ECの販売戦略を考えるきっかけとなりそうだ。

※1 出典元:2022年度|ジェトロ海外ビジネス調査日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査

調査概要

調査概要:Shopeeで購入したファッション商品に関する実態調査
調査対象:Shopee現地ユーザー
調査方法: Shopeeアプリ内調査
調査期間:2023年6月
有効回答:東南アジア・台湾の8850名Shopee現地ユーザー


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