Web版メルカリ、あと払いが可能に 支払いの利便性や消費スタイルに対応

ECのミカタ編集部

株式会社メルカリ(以下、メルカリ)は、Web版の「メルカリ」で買い物をする際の支払い方法にあと払いを導入した。これにより、ブラウザ上でのお買い物でも「メルペイスマート払い」または「メルカード」での決済が可能になる。

Web版のメルカリにもあと払い機能搭載へ

2023年7月28日、Web版のメルカリで買い物をする際の支払い方法に「メルペイスマート払い」と「メルカード」を追加した。支払い方法の追加によってWeb版でもあと払い決済が可能だ。支払いタイミングが選べるため、支払いの柔軟性が高まることが挙げられる。

今までアプリ版のメルカリとWeb版メルカリで利用可能な支払い方法には差分があり、「Web版メルカリを閲覧していたが、アプリを開いて購入した」「ブラウザでも複数の支払い方法が使えるようにしてほしい」といった要望があったという。今回はそのようなお客様の声を受けての導入となる。

使い方に関しては、商品画面にて「あと払いする」を選択もしくは「購入手続きへ」から進み「メルペイスマート払い」もしくは「メルカード」を選択し、購入手続きができる流れだ。

拡大する後払い市場とメルカリのサービス、EC事業者ができること

拡大する後払い市場とメルカリのサービス、EC事業者ができること

株式会社日本能率協会総合研究所の調査によると、後払い決済サービスの国内決済金額は年々上昇傾向にあり、2027年度では3兆3000億円が予測されている(※1)。

実際にメルカリの調査においては、すべてのJCB加盟店で使えるクレジットカード『メルカード』利用者のうち約4人に1人は自身で支払日を選ぶ「あと払い」を選択し、利用者の約3人に1人が『メルカード・メルペイスマート払い』の支払いに売上金を利用しているという。メルカリで売り買いするEC事業者にとっては、入ってきた売上金を購入時の支払いにあてることが可能だ。メルカリのユーザーにとっても給与日などタイミングにあわせて支払いが可能になる。

Web版でも後払い決済ができるだけでなく、越境EC事業者との連携(※2)や配送方法として「ゆうゆうメルカリ便」(※3)などユーザーだけでなくEC事業者や物流事業者にも使いやすい施策を進めているメルカリ。サービス拡充における新規顧客獲得に向けて自社製品のターゲットや運用を見直してみてはいかがだろうか。

※1 出典元:MDB有望市場予測レポート「後払い決済サービス」を公開
※2 関連記事:メルカリ、中国市場の拡大に向け越境EC事業者4社と連携 ECサイト経由でメルカリ上の商品が購入可能
※3 関連記事:「ゆうゆうメルカリ便」 120から170サイズのゆうパックスタート


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