イー・ロジット、自動倉庫システム「RENATUS」を導入しROIの高いフルフィルメントセンターの実現を目指す
株式会社イー・ロジット(以下:イー・ロジット)は、超高効率の自動倉庫システム「RENATUS」を提供する東大発・米国物流ロボティクスベンチャーRENATUS ROBOTICS Inc.(本社:米国デラウェア州)を親会社とするRENATUS ROBOTICS株式会社(以下:RENATUS)と、2023年7月31日に業務提携基本契約を締結した。
2024年に一号機を稼働開始予定
今回の業務提携基本契約の詳細は以下の通りである。
◆当社フルフィルメントセンターの自動倉庫システム「RENATUS」の導入
◆2024年以降、自動倉庫システムの多拠点展開に向けた共同での設備導入・研究開発
◆第三者への自動倉庫システムの販売および保守
◆RENATUS社における自動倉庫システム研究開発活動への支援
自動倉庫システム「RENATUS」の一号機を、当社埼玉草加フルフィルメントセンター(埼玉県草加市)に建設し、2024年に稼働予定。以降、「RENATUS」の設備導入、研究開発、販売、保守、運用などにおいて、本格的な協業を開始する。
出荷作業に必要となる人員を大幅削減
本業務提携について、イー・ロジットは以下のようにコメントしている。
「当社は、2023年5月15日にRENATUS社と資本提携契約を締結いたしましたが、社会的インフラであるECおよび物流業界が直面する課題に対して継続的な取り組みをしていくため、今回の業務提携に至りました。(中略)『RENATUS』最大の特徴は、従来、複数人で行っていた出荷作業を、スタッフ1人に集約できるようになることです。その高い技術と、当社が持つ20年以上の経験・ノウハウを活用して、ROIの高いフルフィルメントセンターを実現し、『RENATUS』の普及を目指してまいります」
「RENATUS」は「ワンストップ梱包」対応の自動倉庫システムであり、人間と比較して約20倍の速度でピッキングを行うことが可能だ。今後も、長年EC物流に携わってきたイー・ロジットのオペレーション力と、RENATUS社の優れた技術力を掛け合わせた新しい取り組みが進められる。「自動倉庫によって世界の物流に革命を起こす」ことを共通のゴールに、社会課題の解決に向けて取り組む両社の動向に期待が寄せられるはずだ。