「おとりよせネット」が「お歳暮」の購買に関するアンケート調査 「食品通販」の活用は66%と高いニーズを維持する結果に
アイランド株式会社(以下:アイランド)が運営する「おとりよせネット」は、サイトユーザーを対象に「お歳暮」の購買に関するアンケート調査を実施、結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。
サマリー
本調査の結果は以下の通り。
◆2023年のお歳暮の購入予定は「50%」
◆贈り先は、両親(58%)、親戚(57%)、知人(35%)など身近な相手とのコミュニケーション手段として活用
◆2023年のお歳暮については「通販で贈る」が66%
◆商品形態は賞味期限を意識した「常温商品」が52%
以降で詳細を確認していく。
ネット通販を利用した購入が伸長
今年のお歳暮の購入について半数は購入予定と回答。贈り先としては、両親(58%)、親戚(57%)、知人(35%)が上位に並び、身近な相手とのコミュニケーションの手段として利用している人が多いことがうかがえる。
また、お歳暮の購入先としては「ネット通販」が66%と1位。2020年の同調査においても、「通販」は65%となっており依然として高い数値になっている。
「ネット通販」を選択する理由としては、「直接配送できるから(48%)」「店舗では購入できないものも売っているから(47%)」「いろいろなものから選べるから(45%)」など、ネットの利便性や特別感が上位を占める結果に。
コロナ禍を通じて人とのつながりを大事にする意識や、身近な人へ感謝のギフトを贈る行為が見直されたことで、今後もより一層需要が高くなることが考えられる。
洋菓子・スイーツに人気が集まる
送る商品のジャンルとしては「洋菓子・スイーツ(40%)」の人気が高く、次いで「ビールやワインなどのアルコール類(35%)」、お歳暮の定番イメージである「肉類・ハムなど(30%)」が並ぶ。
また、保存方法については「常温(52%)」と最多に。一般的には「賞味期限が長いもの」が贈答品として選ばれやすいが、基本的にその傾向は続いているといえるだろう。
食品通販を活用したお歳暮需要は底堅い
過去の「おとりよせネット」の調査によると、毎年お取り寄せするイベントとして「お歳暮」が3番目に高いという。
今年は新型コロナウイルスが5類に移行したことによって、消費者の動きがより活動的になったといえる。一方で、近年の巣ごもり需要によって、お取り寄せ食品への注目は爆発的に高まった。美味しい料理が気軽に自宅で楽しめるということで、今後もその市場を伸長させることが想定される。
昨今の国際情勢の影響などを受け、相次ぐ値上げがあった中でも、食品通販を活用したお歳暮の購入は6割となり需要は底堅いものといえるだろう。近年著しい拡大をみせるカジュアルギフトを含め、贈答に対する需要は高まっていくはずだ。
調査概要
◆調査方法:おとりよせネットにてアンケートを実施
◆回答者性別:男性(32%)、女性(66%)、その他(1%)、回答しない(1%)
◆回答者年代:20代(2%)、30代(15%)、40代(29%)、50代(27%)、60代以上(26%)
◆有効回答:172名 ※設問により回答数が異なる
◆アンケート実施期間:2023年9月9日~9月13日正午