セール開催認知度はAmazon86.9%、楽天76.5%【ブラックフライデーに関する調査】
ナイル株式会社(本社:東京都品川区、 代表取締役社長:高橋飛翔)が運営する「Appliv TOPICS」でブラックフライデーに関する調査が実施され、開催認知度はAmazonが86.9%だったのに対して楽天市場が76.5%、高額購入者は楽天市場のほうが多い傾向にあったことなどが発表された。
「知っていて買い物をした」Amazon43.5%、楽天29.7%
近年日本でも定着し、2023年も11月24日の当日とその前後でさまざまなキャンペーンが行われた「ブラックフライデー」のセール。ナイル株式会社(以下、ナイル)が運営する「Appliv TOPICS」では、12月5日から12月11日の期間、20~69歳の男女1880人を対象にブラックフライデーに関するアンケートを実施し、Amazon、楽天市場それぞれの開催認知度や人気商品などの調査結果を公開した。
まず、Amazonでは11月24日から12月1日、楽天市場では11月21日から11月27日まで「ブラックフライデー」を冠したセールが行われていたことを知っていたかを質問。Amazonは「知っていて買い物をした」が43.5%、「知っていたが買い物をしなかった」が43.4%で、開催の認知度は合計86.9%だった。一方、楽天市場は「知っていて買い物をした」が29.7%、「知っていたが買い物をしなかった」が46.8%で、認知度は合計76.5%。セール開催の認知度と「知っていて買い物をした」人の割合はAmazonのほうが多かった。
人気商品に違いあり!? 高額商品購入者は楽天が多い傾向
また、Amazonのブラックフライデーで買い物をした783人と、楽天市場のブラックフライデーで買い物をした521人に、購入した商品ジャンルを質問。回答のトップ4はどちらも「日用品」「食料品」「パソコン・周辺機器」「家電」だった。商品別に見ると、「日用品」「パソコン・周辺機器」「家電」はAmazonのほうが割合が高く、「食料品」「衣類」「家具・インテリア」は楽天市場のほうが人気だった。
同じくAmazonのブラックフライデーで買い物をした787人と、楽天市場のブラックフライデーで買い物をした524人に、セールで使用した金額を質問すると、どちらも「5000円~9999円」「1万円〜1万9999円」に集中。3000円未満だった人はAmazonのほうが多いが、4万円以上の金額帯では楽天市場がAmazonをほぼ上回っている。ナイルのレポートでは、「楽天市場のブラックフライデーでは、買い物をしたショップ数に応じてポイント還元率が上がる『ショップ買いまわり』を実施していたため、使用金額の多い人が増えたのかもしれない」と分析している。
ブラックフライデーを振り返りつつ、年末商戦後を見据えた準備を
今回の調査対象となったブラックフライデーの後、楽天では「楽天スーパーSALE」が12月11日に終わり、Amazonでは「ホリデーセール」を12月16日から12月18日まで開催。他にも、既報の通りYahoo!ショッピングでは「ヤフービッグボーナス」が12月19日まで開催されており、既に初売りの告知を行っているサイトもある。
佳境を迎えているクリスマス・年末に向けた商戦に対応しつつ、関連事業者は2024年のスタートを見据えた準備も進めておく必要があるだろう。
調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年12月5日~12月11日
調査委託先:株式会社ジャストシステム
調査対象:20~69歳男女
サンプル数:1880人
◇年齢
20~29歳:481人
30~39歳:406人
40~49歳:339人
50~59歳:323人
60~69歳:331人
◇性別
男性:946人
女性:934人
※本アンケート結果は小数点以下任意の桁を四捨五入。合計が100%にならない場合がある。
※出典元:Appliv TOPICS