グルテンフリー専門ブランドEC「Fifty-Fifty」開始 創業のきっかけは自身の体験

ECのミカタ編集部

グルテンフリー専門ブランド「Fifty-Fifty」事業開始。ECサイトオープン。

神戸精化株式会社(以下:神戸精化)は、国内外のグルテンフリー商材の取り扱う専門ブランド「Fifty-Fifty」を開始した。

国内外のグルテンフリー認証商品を届ける

Fifty-Fiftyは麦類・グルテンが食べられない人の選択肢を広げ、制限を開放するブランドとして展開。外食、パーティ、お祭り、旅行といったイベント時において、不安を抱えて確認する必要を無くすなど、より自由な食生活を提供する。

国内商品の取扱いと、欧米諸国のグルテンフリー認証を持った商品を日本全国へ届けるよう準備を進めており、オープン当初はオーストラリアRebellion Brewingのグルテンフリークラフト「オブライエン」を掲載する予定だ。

「オブライエン」はモルトに麦芽を使用せず、代わりに古代穀物のソルガムとミレットを使用する事でグルテンフリーを確立したグルテンフリークラフトであり、オーストラリア全土の2300件を超える店舗で販売されている。2023年12月17日に終了したmakuakeクラウドファンディングでは、目標に対して180%を達成しており、既に大きな期待が寄せられていることがうかがえるだろう。

麦類・グルテンフリー商品の選択肢を増やしたい

Fifty-Fifty創業の経緯について、事業開発責任者の有賀氏は以下のようにコメントしている。

「私は蕎麦を食べれない体質のため、幼少期から口にしないように生活していますが、誤って口にしてしまい大変な目にあったこともあります。幼少期から数えると私はもう45年以上このような生活をしています。また、私の子供は麦類・グルテンを含む食品を全く食べることができない体質です。ただ日本では麦類・グルテンフリー対応の食品は少なく、私たちの選択肢はいつも限られています。友達と同じものが食べれない事はよくあります」。

食生活に制限がある日々を過ごす中で、自身の経験を活かし、麦類・グルテンフリー商品の選択肢を増やしたいという想いから、グルテンフリー専門ブランド「Fifty-Fifty」の立ち上げに至ったという。

麦類・グルテンフリーの認知度向上に貢献

Fifty-FiftyブランドECでは、グルテンフリークラフトである「オブライエン」の販売が開始される。

今後は「オブライエン」だけではなく、国内外の麦類・グルテンフリー商品の取り扱いが予定されている。

グルテンフリー食品は小麦などのグルテンが合わない体質の人はもちろん、血糖値の上昇を防ぐといった健康改善の面でも近年注目を集めている。Fifty-Fiftyブランドが日本国内における麦類・グルテンフリーの認知度向上に貢献することが期待されるだろう。商品ラインナップを含め、今後の展開に注目だ。


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