【宛先ラベルに注意】日本郵便とヤマト運輸が施設の共同利用・荷物の共同輸送を開始
日本郵便株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼執行役員社長:千田哲也)とヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:長尾裕)は、能登半島地震の影響により、奥能登地域で営業を休止している日本郵便の事業再開に向けて、施設の共同利用・荷物の共同輸送を開始することを発表した。
ヤマト運輸・能登営業所を日本郵便と共同利用に
2024年1月19日から最長3カ月間(予定)、日本郵便とヤマト運輸が施設の共同利用・荷物の共同輸送を開始する。2024年1月に発生した能登半島地震の影響で、営業を休止している日本郵便の事業再開に向けたものだ。
ヤマト運輸拠点の能登営業所を、日本郵便へ約20坪(約8m×8m) 、駐車場は車両約2台分を提供する。提供スペースでは、管轄郵便局とされる「穴水郵便局・乙ケ崎分室留」の引受、引渡を行う(※)。対象商品はゆうパックのみで、保冷、代引、着払、速達、セキュリティなど特殊取扱は対象外。営業時間は8時から16時までで、商品の保管期間は10回間としている。
※引渡はヤマト運輸が行う
配送ラベルの宛先記載に注意
今回のゆうパック利用時は、お届け希望日と時間帯の指定はできない。遅延を了承の上で預かりとなる(通常の配送日数に+1日程度)。ゆうパックラベルは、日本郵便指定の複写式ラベルに限り有効。
宛先は「921-8799 新金沢郵便局(穴水郵便局・乙ヶ崎分室留)宛」と記載し、その下部に受取人の氏名及び住所を記載する点に注意したい。
新金沢郵便局で集約し、ヤマト運輸・能登営業所へ共同輸送
共同輸送の流れとしては、ヤマト運輸・金沢ベースから新金沢郵便局に立ち寄り、穴水郵便局留のゆうパックを引き取り、能登営業所へ輸送する流れだ。
ヤマト運輸が金沢ベースの荷物と新金沢郵便局にある穴水郵便局・乙ヶ崎分室留のゆうパックを両方運搬し、顧客への配送も行うことになる。共同輸送を行うことで、効率的な輸送の実現と地域の渋滞解消に貢献するとした。