ヤマト運輸で提供する「UPSワールドワイド・エクスプレス・セイバー」 2月1日から料金改定を発表
『UPSワールドワイド・エクスプレス・セイバー(WWX)』を提供する株式会社ユーピーエス・ジャパンは、2024年2月1日に配送料金の改定を発表した。それに伴って、販売総代理店のヤマト運輸株式会社に提供する同サービスも料金を改定する。
サービス向上を目指し、海外輸送(WWX)も料金の見直しを発表
先日、ヤマト運輸(以下、同社)では、180サイズ・200サイズ、クール宅急便の付加料金等を2024年4月から料金改定を行うと発表したばかり(※1)。同社が販売総代理店として提供している『UPSワールドワイド・エクスプレス・セイバー(WWX)』(以下、WWX)も2024年2月1日から料金改定を発表した。WWXを提供する株式会社ユーピーエス・ジャパンは、国内外の集配拠点の拡充、フライト・ネットワークの拡大などを行ってきたが、料金改定によって更なるサービスの向上を目指すという。
国によって1から10までの地域に振り分け(仕向国ゾーン)と送る貨物の総重量の交差する箇所が適用料金となっている。詳しくは下記リンクで確認が可能だ。
※詳細:Worldwide Express Saver [輸出](2024年2月1日から)
※1関連記事:ヤマト運輸、宅急便の届出運賃・料金を改定 2024年4月1日から
専用封筒で約500円から800円の値上げ
今回の料金改定でどのくらい値上がりしたのか、ECのミカタでは専用のUPSエクスプレス・エンベロップを使用した場合の料金を比較してみた。
ゾーンごとの主な国は下記の通り。
Zone1:China North、Korea, South、Taiwan、Macau
Zone2:Indonesia、Malaysia、Philippines、Singapore、Thailand、Vietnam
Zone3:Brunei、Cambodia、Laos、Maldives
Zone4:Australia、India、New Zealand
Zone5:Canada、Mexico、Puerto Rico、USA
Zone6:France、Germany、Italy、Netherlands、Spain、UK
Zone7:Austria、Denmark、Greece、Poland、Sweden、Switzerland
Zone8:Argentina、Egypt、Pakistan、Saudi Arabia、Turkey、UAE
Zone9:Brazil、Jordan、Kenya、South Africa、Zimbabwe
Zone10:China South、Hong Kong
記載のない地域に送る場合は、下記のリンクからゾーンと最短配達日数が確認できる。
今回はUPSエクスプレス・エンベロップの料金を例に取り上げたが、他にも書類や書類以外の荷物など0.5kg単位で料金が設定、変更されている。WWXを利用する事業者は、残り少ない日数だが、自身の利用地域と配送料金の変更を確認しておきたい。