楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2023総合賞10ショップの8割が「LINE公式アカウント」を活用 全受賞ショップでも利用率は6割を占める結果に

ECのミカタ編集部

【調査レポート】楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2023総合賞10ショップの8割、全受賞ショップ6割がLINE公式アカウントを活用

日本ECサービス株式会社(以下:日本ECサービス)は、楽天市場に出店する57000店舗の中からベストショップを決定する「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2023」において、LINE公式アカウントの利用状況を調査した。

受賞ショップの利用率は6割以上がLINEを活用

楽天市場出店店舗数57000のうち、LINE公式アカウントの利用数は7200社を越えている。その中の1割以上のショップが、メルマガに代わる手段としてLINEを活用。楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2023の受賞ショップの利用率は6割を超え、総合賞10ショップにおいては、昨年より10ポイント増の8割に達する結果となった。

LINE公式アカウントはリアルタイムでの情報提供が強みとなる。友だち追加というハードルを超える必要があるが、それ以降はダイレクトかつ迅速なメッセージ送付が実現する。

出典元:「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2023」調査レポートを発表(日本ECサービス株式会社)

利用率の高いLINEの活用がより求められる

LINEの月間ユーザー数は9500万人(2023年6月末時点)と、非常に多くのユーザー数を抱えている。利用者の属性についてはやや女性のほうが多いものの、年齢は10代〜60歳以上まで幅広い年代の人が利用。職業については会社員が最も多く、その次に主婦や学生の利用者が続いている。

出典元:LINEのユーザーはどんな人?(LINEキャンパス)

これまで顧客に対するメッセージ周知はDMやメルマガといった手法が主流であったが、利用率の高いLINEを活用することで、より効果的な販促施策が実現する。それぞれでメリット・デメリットが存在するため、訴求したい商品やサービスに応じた運用が必要となるだろう。

LINEヤフーは統合により、LINE公式アカウントの活用が進んでいるが、楽天においてはまだまだ発展途上という状況だ。しかしながら、利用率は6割を超えており、総合賞10ショップにおいては、昨年より10ポイント増の8割が活用していることが明らかとなった。こうした状況から、今後も利用率は上昇していくことが考えられる。ターゲット層に応じた適切なツールを選択し、より効果の高い販促施策の実現が求められるだろう。


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