総務省は、青少年のインターネット利用に係る実際に起きた最新のトラブル事例を踏まえ、その予防法等をまとめた「インターネットトラブル事例集（2024年版）」を作成、公表した。

実際のトラブルをマンガで分かりやすく解説

「インターネットトラブル事例集（2024年版）」では「偽・誤情報」や「定期購入トラブル」を始めとした、最新の事例を含む様々なトラブル事例と、その解決に向けたヒントを、子供向けに分かりやすくマンガ等を用いて解説。

また、保護者や教職員の方にも活用してもらうために、フィルタリングを含むペアレンタルコントロールといった子供の年齢に合わせたインターネット利用環境の整備方法、オンラインゲームを楽しむときの注意点や生成AIの特徴や留意点など、子供とネットに関する最新のトピックの解説も掲載している。

※画像元：「インターネットトラブル事例集（2024年版）」の公表（総務省）

定期購入やネットショッピング事例、対処法も

総務省では、青少年のインターネット利用に係る、実際に起きた最新のトラブル事例を踏まえ、その予防法等をまとめた「インターネットトラブル事例集」を、2009年から毎年作成・更新し公表している。

「SNS」「ゲーム」「ショッピング」「セキュリティ」「著作権」「金銭トラブル」「違法行為」といった様々なカテゴリーに分類されており、マンガでそれぞれの詳しい事例を分かりやすく伝える。また、各事例は「タイトルと概要」と「マンガ」「考えてみよう」「解説」「ポイント」で分かれており、学校授業といったシーンにおいて活用しやすい構成が特徴だ。

ECに関連するところでいうと「ネットショッピングは便利でたのしいけれど…」「お得に買ったつもりが定期購入品だったとは…」などネットショッピングを利用する上での注意点や定期購入、転売についての事例と対処法が記載されている。最新の動向を注視しつつ、EC事業者においては顧客への注意喚起を引き続き行っていきたい。