株式会社Kiva（以：Kiva）はウェブアクセシビリティサービス「ユニウェブ」に、生成AIを活用した画像の代替テキスト（alt）作成機能（以下：本機能）をリリースした。

画像URLから最適な代替テキストを提案

本機能ではユニウェブの管理画面より、画像のURLを登録すると数分程度で最適な代替テキストを提案。サイトの画像を取得し、代替テキスト（alt）が生成されるとImage Alt一覧に以下のようなカードが表示される。

①：サイト内から取得した画像。
②：サイト内で元々設定されていた代替テキスト（alt）。
③：AIにより生成された代替テキスト（alt）。テキスト欄をクリックすれば編集可能。

企業担当者が抱える課題を解決し、スムーズな対応を実現

2024年4月1日より改正された障害者差別解消法（※1）によって、合理的配慮の提供が事業者にも義務化されることになった。

こうした状況の中、ユニウェブを利用する企業から「画像の代替テキストを一つ一つ登録することが大変」「どのような代替テキストを登録したらいいか分からない」等の相談が多発していたという。

こうした企業のアクセシビリティ対応をより簡単にするため、生成AIを活用した画像の代替テキスト（alt）作成機能をリリース。企業担当者が抱える課題を解決し、スムーズな対応を実現させるに至った。

ユニウェブは今後もより多くの人がサイトから正しい情報を取得できる状態を目指すべく、プロダクト開発に邁進するとしている。「年齢的・身体的条件に関わらず、ウェブで提供されている情報にアクセスし利用」できる環境実現に向けた取り組みに引き続き注目したい。

※1：全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的とした法律