メルカリ、韓国最大手CtoCマーケットプレイス「雷市場」(ポンジャン)と提携

ECのミカタ編集部

メルカリ、越境販売拡大に向けて韓国最大手CtoCマーケットプレイス「雷市場」(ポンジャン)との連携を開始

株式会社メルカリ(以下、メルカリ)は、2024年6月20日より越境販売の経路拡大に向け、韓国CtoCマーケットプレイス最大手「雷市場」(ポンジャン)を運営する株式会社雷市場(以下:雷市場)と提携したことを公表した。

「雷市場」アプリからメルカリ商品の購入が可能に

「雷市場」は2011年にローンチした、韓国を代表する中古取引プラットフォーム。2023年に約2兆5000億ウォン(約2800億円)(※1)に達する年間取引額を記録し、「ファッションおよび嗜好品中古取引アプリ」としての地位を確立している。

今回の連携によって、韓国で「雷市場」サービスを利用する顧客はアプリに新設された「海外タブ」で「メルカリ」の商品を購入することが可能となった。

なお、今回の連携にあたりまずは「雷市場」で最も多く取引されているファッションカテゴリーより連携を開始。今後は徐々に取引カテゴリーと品目を増やしていく予定としている。

※1:2024年6月19日の為替レート参照

※画像元:メルカリ、越境販売拡大に向けて韓国最大手CtoCマーケットプレイス「雷市場」(ポンジャン)との連携を開始(株式会社メルカリ)

韓国市場の成長を加速させる

メルカリは2024年4月、海外顧客の多言語対応へのニーズに合わせて、Webページの多言語(英語・繁体字・中国語・韓国語)対応を開始(※2)し、よりスムーズな利用環境を提示してきた。

韓国の中古取引市場は2023年に30兆ウォン(約3.4兆円)(※3)を超え、15年で約7.5倍に成長。また2025年には43兆ウォン(約4.9兆円)規模に拡大すると予測(※4)されている状況だ。

特に、韓国では「メルカリ」の商品の中でもメンズファッションカテゴリーの取引が多く、日本限定版のキャラクターグッズや、トレーディングカードなども人気が高い傾向(※5)があるという。

「メルカリ」の販路拡大は、国内出品者にとっても成約率が向上するといったメリットが生まれる。今回の「雷市場」との連携によってCtoC取引の国境をなくし、出品者と購入者の両方により豊かなリコマース体験の提供が期待されるだろう。

※2 関連記事:メルカリが英語、繁体字中国語、韓国語の3言語対応のWebページを展開
※3:2024年6月19日の為替レート参照
※4:Korea Internet & Security Agency (KISA)の発表資料参照
※5:調査期間:2023年6月1日〜2024年5月31日、調査対象:「メルカリ」の代理購入サービスであるBuyeeを通じた該当期間の取引


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