店舗在庫がオンラインストアで確認可能に Omni Hub、店舗在庫表示機能をリリース 

ECのミカタ編集部

店舗の在庫もオンラインストアで確認できる!オムニチャネル会員連携アプリ「Omni Hub」店舗在庫表示機能をリリース

株式会社フィードフォース(以下:フィードフォース)が提供する、オムニチャネル会員連携アプリ「Omni Hub」が、商品の各店舗の在庫状況をオンラインストア上で確認できる「店舗在庫表示機能」をリリースした。

物流コストを抑えつつ売上増加を実現

「店舗在庫表示機能」とは、オンラインストアの商品ページにその商品の実店舗の在庫状況を表示できる機能である。在庫状況は事業者側が設定した在庫数に沿って、○△×の3段階で表示される。店舗の在庫をオンラインストアに表記することで、主に以下のような効果が生まれるだろう。

◆顧客満足度の向上
店舗ごとの在庫状況を確認できるため、近隣の店舗に在庫がない場合は他の店舗で購入するなど、多くの選択肢を検討できるようになり満足度の向上に繋がる。

◆来店促進による売上増加
欲しい商品の在庫がある店舗を訪れることで、新たな販促活動につながる接点を創出。さらに、来店による「ついで買い」の機会が生まれ売上の増加が期待できる。

◆物流コストの削減
在庫のある店舗に直接来店し商品を購入することで、配送にかかる物流コストの削減に繋がる。

この他にも「販売機会の最大化」「オムニチャネル戦略の強化」などに繋がることが期待されるだろう。

顧客、運営側にとって有益な機能

「店舗在庫表示機能」を先行導入している株式会社水甚の商品本部販売促進課、横矢努氏は以下のようにコメントしている。

「この店舗在庫表示機能はお客様にとっても、運営側にとっても非常に有益だと感じています。お客様は店舗在庫を確認してからご来店いただくことができるようになり、もし店舗に在庫がない場合は、オンラインストアからのご購入や、チャットによるオンライン接客の対応が円滑に行えます。サイト運営側としても、これまではオンラインサイトのチャットやメールを通じて店舗在庫の問い合わせをいただき、お客様の最寄りの店舗、希望する商品、色、サイズを聞いた上で、スマレジを使って在庫状況をご案内していました。本機能によって、在庫確認以外の業務に時間を割くことができるようになり、より良いパフォーマンスに繋がると感じています」。

※画像元:オムニチャネル会員連携アプリ「Omni Hub」店舗在庫表示機能をリリース(株式会社フィードフォース)

消費者と事業者双方に新たな価値を提供

オンラインショッピングは、いつでも気軽に商品を購入できるという魅力がある一方、「購入前に商品を試す」といった実店舗ならではの体験ができない。こうした状況がオンライン購入の妨げになっているシーンは少なくないだろう。また、事業者にとっても、実店舗に在庫があるにもかかわらず販売機会を逸失するという課題も生じていた。

フィードフォースはオンラインとオフライン間で発生する在庫情報の分断を解消し、より満足度の高い購買体験を提供することで、消費者と事業者双方に新たな価値を提供できると考え本機能のリリースに至った。

今後は「店舗受け取り(BOPIS)サポート機能」「クロスユース分析」「来店チェックイン機能」といった機能の追加が予定されている。これまで以上に利便性の高い購買体験提供に繋がることが期待されるだろう。


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