推しがいる10代女性は9割、推しまでの行動変容とは? 電通調査

ECのミカタ編集部

電通、独自調査をもとに、若年女性の推し活レポートを発表

株式会社電通(以下:電通)で、若年女性を中心とした研究・プランニング・事業開発を担う専門プランニングチーム「GIRL’S GOOD LAB」は2024年7月8日、推し活に関するインサイトや態度変容モデルを分析した「イマドキ女子の推しインサイト」レポートを発表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆10代女性を対象としたアンケート調査(定量)
▷形式:SNSで対象者を募集し、インターネットアンケート調査
▷調査期間:2023年9月8日~11日
▷対象者:10代女性
▷人数:269人

◆女子高校生を対象としたインタビュー調査(定性)
▷形式:グループインタビュー&ディスカッション
▷調査期間:2023年8月30日~9月6日
▷対象者:女子高校生
▷人数:関東エリア在住の9名

◆出典元:「イマドキ女子の推しインサイト」レポート(株式会社電通)

「推し」までの態度変容を5ステップに分解

本調査結果では「10代女性の約9割に推しがいる」ということが明らかとなった。「推し」は若年女性のインサイトを語り、寄り添い応援する上で非常に重要なトピックとなっているといえるだろう。

レポート内では変化する推しの定義や存在意義などについて紹介。また、推しとの出会いから、消費や発信までの態度変容を「ときめく」「沼る」「自覚する」「追いかける」「発信する」という5つのステップに分解・体系化した独自の「推しモデル」を策定している。

※画像元:電通、独自調査をもとに、若年女性の推し活レポートを発表(株式会社電通)

「推してもらえる」ほどの好感が重要

各ステップの詳細を若年女性のリアルな声に基づいて分析。

最初のステップとなる「ときめく」では、おすすめ回遊やテレビにおける偶然の視聴で見た目に「一目惚れ」。その後は見た目以上の「味わい」で一気に虜になる様子が示されている。

その後は大切なものを与えてくれるかけがいの存在であることを「自覚」し、「追いかけ」「発信する」と変容していくという。

若年女性に対するアプローチとして最も重要なことは、「推してもらえる」ほど好感を持ってもらえることかもしれない。本調査内容を参考に想定するターゲットに応じた施策、訴求を検討して欲しい。


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事