「残りわずか」焦らせて購入させるネット通販 国民生活センターが注意喚起

ECのミカタ編集部

残りわずか?焦らせて購入させるネット通販のわな

独立行政法人国民生活センター(以下:国民生活センター)は2024年8月22日、消費者を焦らせて購入に誘導している手口について注意喚起を行った。

カウントダウンや「残りわずか」等と表示

ネット通販の利用時、タイムセールのカウントダウンや「残りわずか」等と表示することで、消費者に急いで購入を促す手口が紹介された。国民生活センターが公表した事例は、以下の通りとなる。

◆タイムセールをしている通販サイトを見つけた。残り時間のカウントダウンを目にして気持ちがあおられて焦り、約1万円の衣類を購入した。しかし、翌日同じサイトを見ると、またタイムセールをしていた。毎日しているなら慌てて買うことはなかった。(60歳代)

◆ドライブレコーダーを買おうと思いネット検索していたところ、安値で販売しているサイトを見つけた。「残りわずか」と表示されていたため急いで注文し、代金を振り込んだ。しかし、2週間経っても商品が届かず、メールを送っても返信がない。(60歳代)

誤解を与えない販促方法を徹底

カウントダウンや「残りわずか」といった表示は、消費者を焦らせて購入に誘導する手口の可能性がある。このような手法があることを知り、惑わされないよう呼びかけた。

また、ネット通販利用時には、必ず商品・サービス内容、支払総額、取引条件、解約条件、事業者の所在地や電話番号等をよく確認した上で購入するよう注意喚起を行った。

各事業者は消費者に対して誤解を与えない販促方法を徹底する必要があるだろう。本事例を確認した上で適切な訴求を行い、消費者に信頼される運営を行ってほしい。


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