最も利用者の満足度が高い「ふるさと納税」サイトは? オリコン調査

ECのミカタ編集部

-実際の利用者が対象-満足度の高い『ふるさと納税サイト』ランキング┃【ANAのふるさと納税】が2年連続3度目の総合1位(オリコン顧客満足度®調査)

株式会社oricon ME(以下:オリコン)は2024年9月2日、「ふるさと納税サイト」についての満足度調査を実施しその結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。

調査概要

◆発表日:2024年9月2日
◆調査主体:株式会社oricon ME
◆調査形態:インターネット調査
◆調査対象者数:2448人
◆規定人数:100人以上
◆調査企業数:17社
◆定義:複数の自治体のふるさと納税を検索でき、サイトから寄付の申し込みができるWebサイト
◆調査期間:2024年4月24日~2024年5月10日
◆調査対象者:性別指定なし、年齢18~84歳、地域全国
◆条件:2023年にふるさと納税サイトを利用し、各自治体に寄付をした人
◆出典元:ふるさと納税サイトランキング(株式会社oricon ME)

「ANAのふるさと納税」が2年連続総合1位に

本調査では「ANAのふるさと納税(ANAあきんど株式会社)」が、2年連続3度目(※1)の総合1位を獲得した。

全5項目で構成されている評価項目別ランキングでは、“寄付先・返礼品の選びやすさ”などを評価した「サイトの使いやすさ」、“寄付までのわかりやすさ”などを評価した「手続きのしやすさ」、“返礼品や寄付内容に関する特集記事やコンテンツの充実さ”などを評価した「コンテンツの充実さ」、そして“寄付金の使い道への対応度”などを評価した「地域振興への貢献」の4項目において2年連続1位となった。

中でも「サイトの使いやすさ」は、調査を開始した2019年から6年連続1位に。満足度得点も前回から+1.1pt上昇しており、特に高い評価を得ている。また、男女別「男性」部門でも2年連続1位を獲得した。

※1:2020年、2023年、2024年

「さとふる」が大幅に順位を上昇

「さとふる(株式会社さとふる)」が、前回総合5位から大幅に順位を上げ、2位にランクイン。評価項目別ランキングでは、全5項目でTOP3入りとなった。なかでも、「サイトの使いやすさ」で+1.5pt、「手続きのしやすさ」で+1.6ptと、とくに満足度得点の上昇がみられた。

また、総合3位の「楽天ふるさと納税(楽天グループ株式会社 本社:東京都世田谷区)」は、評価項目別「返礼品の魅力」と、初めてふるさと納税をした人を対象とした利用経験別「初めてのふるさと納税」部門で2年連続1位を獲得している。

それぞれの利用者の声は以下の通りだ。

◆さとふる
▷手続きが分かりやすい(60代以上・男性)
▷返礼品がジャンルごとやランキングごとに分かれていて見やすい(40代・女性)

◆楽天ふるさと納税
▷返礼品が多く、訳ありでもとてもきれいな商品ばかりで安心して頼める(30代・女性)
▷とても簡単に手続きができる、ポイントも貯まってお得感がある(50代・男性)

金額・件数ともに過去最高を更新

ふるさと納税は、自分の選んだ自治体に寄附を行った場合に、寄附額のうち2000円を越える部分について、所得税と住民税から原則として全額が控除される制度である(※2)。

2024年8月2日に発表された総務省「ふるさと納税に関する現況調査結果(※3)」によると、2023年度(2023年4月1日~2024年3月31日)のふるさと納税の受入額は、対前年度比1520億円以上(約1.2倍)増加となる、約1兆1175億円にのぼり、金額・件数ともに過去最高を更新している状況だ。

お得に各地の特産品が手に入ることから、引き続きその利用者を増やしていくことが想定される。各サイトの利用動向を含め、今後の展開に注目したい。

※2:一定の上限あり
※3:総務省「ふるさと納税に関する現況調査結果(令和6年度実施)」 ふるさと納税の受入額及び受入件数の推移(全国計)


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