W2、購入体験プラットフォーム「Recustomer」とAPI連携 返品・交換・キャンセル業務を自動化

ECのミカタ編集部

W2、購入体験プラットフォーム「Recustomer」とAPI連携を開始

W2株式会社(以下:W2)は2024年9月5日、Recustomer株式会社(以下:Recustomer)が運営する購入体験プラットフォーム「Recustomer」とAPI連携(以下:本連携)したことを公表した。

EC事業の売上向上・業務効率化を実現

本連携によって、商品購入後の配送追跡、返品・交換・キャンセル業務の自動化に向けた基盤が整うため、大幅なコスト削減と高い購買体験の提供によるEC事業の売上向上・業務効率化の実現が可能となる。

◆対象サービス
▷OMO/オムニチャネル対応型総合ECプラットフォーム「W2 Unified」
▷D2Cリピート通販向けECプラットフォーム「W2 Repeat」

◆API連携の内容
W2のECプラットフォームを利用するEC事業者は「Recustomer」の活用が可能となる。

返品・交換・キャンセル業務を自動化

本連携によって期待できる効果は以下内容があげられる。

◆配送追跡
商品の追跡・配送予定日の表示・配送情報に関する通知を行うことで、顧客接点の創造及び顧客体験の向上を実現し、EC事業者のビジネス成長を支援。

◆返品・キャンセル
返品・交換・キャンセル業務を自動化することで、ユーザーには高い購入体験価値を、事業者には業務効率化を提供します。高品質な購買体験は、売上向上に繋がる。

※画像元:W2、購入体験プラットフォーム「Recustomer」とAPI連携を開始(W2株式会社)

人員不足や業務の複雑化といった課題を解決

Recustomerが2023年に実施した「ECサイトの返品・交換データ調査レポート」によると、2023年度全体の返品率は6.61%であり、昨年調査から+2.2%上昇。それに伴い、商品の返品・交換に対応するEC事業者は68.3%と、昨年調査から+12.1%上昇している。

こうした状況を背景に、業務効率化と顧客体験の向上を同時に実現することが急務に。限られた人員でも高品質なサービスを提供できるよう、オペレーションの最適化が求められるようになった。また、正確な返品・交換データの収集・分析を通じて、根本的な返品率の改善も必要とされている。

本連携によって人員不足や業務の複雑化といった課題を解決し、高品質な顧客体験の提供が実現できるはずだ。 さらに、商品の返品・交換に対応することは現物を確認できないという顧客の不安を払拭し、安心して商品を購入できる環境を提供できるだろう。

EC事業の売上向上と大幅なコスト削減を実現する連携として、今後の動向に注目、期待したい。


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