ビックカメラ・ドットコム、品揃え拡充に向けてクラウド型商品マスタ「Lazuli PDP」を採用
Lazuli株式会社(以下:Lazuli)は2024年11月6日、自社が開発・提供するAI技術を活用したSaaSのクラウド型商品マスタ「Lazuli PDP」が、株式会社ビックカメラ(以下:ビックカメラ)のインターネット総合通販サイト「ビックカメラ・ドットコム」に採用されたことを公表した。
商品情報の調査、収集作業を大幅に削減
「Lazuli PDP」は、複数の外部データベースに点在していた商品情報を一括して管理し、データを活用しやすい形に整備、連携するためのクラウドサービスである。
今回、「ビックカメラ・ドットコム」への導入によって、独自で収集した膨大な商品データを利用し、適切なフォーマットにデータを自動で整備できる環境が実現。商品登録のリソースを削減しながら、ECサイトの品揃えを充実させる環境が構築された。
また、顧客体験向上に寄与するタグ情報やキーワードの拡充も行うため、利便性の良いECサイトの構築にも貢献する。
これまで「ビックカメラ・ドットコム」では担当者が個別に商品情報を調査、収集していたが、「Lazuli PDP」の導入によって、同作業を自動化し、作業負担を大幅に軽減することが可能となった。
※画像元:ビックカメラのインターネット総合通販サイト「ビックカメラ・ドットコム」の品揃え拡充に向けてクラウド型商品マスタ「Lazuli PDP」を採用(Lazuli株式会社)
AIによる商品情報の自動収集を通して顧客体験を向上
ビックカメラでは、2024年10月に発表した「ビックカメラグループ中期経営計画」における、ビックカメラ事業戦略の重点戦略の一つとして「EC事業の変革・リピーターの育成」を掲げ、「ビックカメラ・ドットコム」における送客強化や物流課題解決に取り組んでいる。
こうした中、同サイトにおける商品掲載数を3年後までに約2倍にすることを目指し、商品情報の拡充やサイト内検索の利便性向上などさまざまな改善を推し進め、使いやすいECサイトを追及してきた。
一方で、情報量の増加に向けたデータ収集にかける時間や労力が課題としてあげられていたという。
これからもより多くの商品を取り扱っていくために、商品情報を機械的に拡充する必要があったことから「Lazuli PDP」の導入を決定。AIを用いて商品情報を自動収集することで、ECサイトの商品情報を充実、掲載商品数を増加させ、顧客体験の向上を目指すに至った。
膨大な商品を扱うEC運営において、商品情報の調査、収集作業は大きな負担となる。「Lazuli PDP」の導入によって業務を削減しつつも、これまで以上に充実したサイトの実現が期待されるはずだ。