中国の通販サイト・アプリを紹介。安全性・危険性についても解説
インターネットの普及により、現地に出向くことなく国外の商品を仕入れられるようになりました。
特に近年では、中国の通販サイトで仕入れを行い、Amazonや楽天市場などに出品する流れが一般的になりつつあります。
低コストで大量に仕入れられる中国商品は、仕入れコストを抑えながら売上アップを狙えるのが魅力です。
しかし、中国の通販サイトに出品されている商品の質はさまざまで、リスキーな商品も多々あるのが実情です。また、輸入に関する法律を理解しておかないと、余計なコストが発生する原因にもなってしまいます。
そこで今回は、中国の通販サイトをうまく活用するための予備知識から、物販の仕入れ先として使える中国の通販サイト・アプリなどを紹介します。
中国の通販(EC)サイトとは
中国の通販サイトとは、中国で販売されている商品を海外から購入できるECサイトのことです。
圧倒的なバリエーションの商品が低価格で販売されており、世界中のバイヤーが仕入れに利用しています。
AliExpressをはじめ、TemuやSHEINなどの多言語に対応した越境ECも充実しているのも特徴です。
また、アリババや淘宝(タオバオ)などの一部の通販サイトでは、サプライヤーと直接交渉できるようになっています。
中国の通販サイトは、コストを抑えて仕入れを行いたい世界中のバイヤーや個人にとって価値のあるサービスといえるでしょう。
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中国の通販サイトはなぜ安い?
中国商品が安い主な理由は以下のとおりです。
- 生産ラインが整っており大量生産できる
- 労働コストや原材料コストが低い
- 物流インフラが整っている
- 政府が製造業者を支援している
中国は、商品を大量生産するための設備が充実しています。
また、人件費や原材料などのコストが他国と比較して低い点も、中国商品が安い要因の1つです。
近年では、全世界でAIの活用により物流のDXが推進されています。
中国も例外ではなく、アリババの物流関連会社である菜鳥(Cainiao)は、AIによるデータ駆動型の在庫管理システムを導入し、配送コストや保管コストの大幅な削減を実現しました。
このようなコスト削減の取り組みも、商品がより安く供給できる要因になっています。
加えて、中国政府は融資や税制の優遇措置、技術開発の支援などに力を入れており、製造業が活発になっているのもポイントです。
最先端技術の活用と政府による支援などが相乗効果を発揮し、低コストで世界中に供給できるのが中国の通販サイトなのです。
ECのミカタでは、TemuやSHEINの特徴について独自取材を行っています。記事にまとめているので、以下から読んでみてくださいね。
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今さら聞けないSHEIN、Temu事情(前編) 両社急拡大の理由とは
【一覧】中国の通販サイト・アプリ
ここでは、物販の仕入れに使える中国の通販サイトやアプリについて紹介します。
サイト名 | 対象者 | 仕入れコスト | 日本への発送 | アプリ対応 | 日本語対応 |
---|---|---|---|---|---|
阿里巴巴 Alibaba |
BtoB | 低 | ✕ | ◯ | ✕ |
京東商城 JD.com |
BtoC | 低〜中 | △ | ◯ | ✕ |
天猫 Tmall |
BtoC | 高 | △ | ◯ | ✕ |
淘宝網 Taobao |
CtoC | 中〜高 | △ | ◯ | ✕ |
AliExpress (アリエクスプレス) |
BtoC | 中 | ◯ | ◯ | ◯ |
SHEIN (シーイン) |
BtoC | 中 | ◯ | ◯ | ◯ |
Temu (テム) |
BtoC | 低〜中 | ◯ | ◯ | ◯ |
それぞれ利用のメリット・デメリットとともに解説します。
阿里巴巴(Alibaba)
阿里巴巴(アリババ)は中国最大級のBtoB向け通販サイトです。
海外向けの「Alibaba.com」と、中国国内向けの「1688.com」があります。
「Alibaba.com」は日本語でのやり取りが可能ですが「1688.com」と比較して値段が高めです。
そのため、仕入れには通常「1688.com」を使いますが、国際発送に対応しておらず、やり取りもすべて中国語になるため、代行業者を使う必要があります。
また、BtoB向けの通販サイトなので、基本的に最小注文のロット数が決まっています。
少量仕入れしたい場合は割高になるケースが多い点も覚えておきましょう。
さまざまなサプライヤーが同じ商品を販売しているものの、販売価格と品質にバラつきがある点にも注意が必要です。
なお、大量注文する場合はサプライヤーと価格交渉も可能です。
表示価格よりも値引きしてくれるケースも多いので、仕入れコストを最小限にしたい方に向いています。
メリット | ・仕入れ単価が安い ・価格交渉ができる ・あらゆるジャンルの商品がそろう |
デメリット | ・少量仕入れは割高 ・代行業者が必要 ・品質にバラつきがある |
アリババからの仕入れについては以下の記事で細かく解説しています。
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アリババでの仕入れについて解説。日本から購入する際の要点とは?
京東商城(JD.com)
京東商城(ジンドン)は、BtoC向けの通販サイトです。
中国国内では第2位のシェアを誇る通販サイトで、Amazonのように外部企業が出店するマーケットプレイスと、ジンドンが自社で仕入れた商品を直販している点に特徴があります。
また、ジンドン独自の物流ネットワークがあり、迅速な配送が実現しています。
Amazonと同じく当日便にも対応している点からも、顧客満足度の高い通販サイトであることがわかるでしょう。
仕入れ値はアリババと比較して高めですが、品質のバラつきが少なく、配送スピードが速いというメリットがあります。
ただし、こちらもアリババと同様に中国語での対応と国内配送が基本になるため、代行業者を使わなければなりません。
メーカーやブランドが公式に出品している場合も多いので、質の高い商品を見つけやすい通販サイトといえるでしょう。
メリット | ・高品質な商品が多い ・配送が速い ・メーカーやブランドが公式に販売している |
デメリット | ・仕入れコストが高め ・大量仕入れには向かない ・代行業者が必要 |
天猫(Tmall)
天猫(テンマオ)は、中国国内のBtoC向けECモールでシェア第1位を誇る通販サイトです。
ジンドンと同じくメーカーやブランドの公式アカウントによる販売が多く、厳しい審査にクリアした法人のみが出店できるようになっています。
安価な中国商品だけでなく、世界中のブランド商品が販売されているのが特徴です。
ただし、信頼性が高い一方で仕入れ単価も高めといったデメリットがあります。
国際配送に対応している出店者は少ないため、基本的には代行業者を使って仕入れる必要があるでしょう。
質の高い商品を少量ずつ仕入れたい方におすすめの通販サイトです。
メリット | ・一部日本への直送も可能 ・公式ブランド等による出品が多く、信頼性が高い ・少量仕入れできる |
デメリット | ・仕入れコストが高い ・大量仕入れには向かない ・一部で代行業者が必要 |
淘宝網(Taobao)
淘宝網(タオバオワン)は、中国で最大のCtoC向け通販サイトです。
個人から企業までさまざまな出店者がおり、非常に幅広い商品がそろいます。
ジンドンが中国におけるAmazonのような立ち位置であるのに対し、タオバオは楽天市場のようなイメージです。
個人向けの通販サイトのため、商品は1点から購入できます。
中国から商品をテストで仕入れてみたい方におすすめの通販サイトといえるでしょう。
ただし、出店者の質にバラつきがあり、偽物や模倣品の出品もたくさんあります。
中には注文した商品と違うものを送ってくる出店者もいるため、信頼できる代行業者に厳密なチェックをしてもらうことが大切です。
また、中国のさまざまな場所から商品が発送されるので、配送に時間がかかる可能性もあります。
事前に配送期間の目安や出店者の評価などを確認して、トラブルを未然に防ぐようにしましょう。
メリット | ・仕入れコストが低め ・少量ずつ仕入れられる ・幅広いジャンルの商品がそろう |
デメリット | ・品質にバラつきがある ・配送が遅い出店者がいる ・偽物や模倣品も販売されている |
AliExpress(アリエクスプレス)
AliExpressは日本語にも対応した、BtoC向けの通販サイトです。
ノーブランド品が低価格で販売されており、1点から日本へ発送してくれる点がメリットです。
気になる商品をテストで仕入れて、問題なければ大量に発注するといった流れで利用することも可能です。AliExpressの注文画面上から出店者に連絡できるため、価格交渉もしやすくなっています。
ただし、代行業者を介さないため、輸入に関する最低限の知識を持っておく必要があるでしょう。
商品によっては通関手続きが発生するので、手元に届くまでに時間がかかる可能性もあります。
万が一トラブルが起きた際は、基本的に返品・返金などの対応は期待できません。
そのため、あらかじめ輸入に関するリスクを考慮したうえで、問題ない商品のみを仕入れるようにしましょう。
メリット | ・日本に直送できる ・価格交渉しやすい ・1点から仕入れ可能 |
デメリット | ・輸入に関する知識が必要 ・品質にバラつきがある ・トラブル時の対応が難しい |
SHEIN(シーイン)
SHEIN(シーイン)は、中国発のファストファッションブランドであり、低価格なアパレル商品が魅力的な通販サイトです。
実店舗を構えるユニクロやZARAなどとは異なり、シーインはオンラインのみでの販売に特化しています。
商品の企画から製造・販売まで、すべて中国国内で行っているため、ほかのファストファッションブランド以上の低価格を実現しています。
国際発送に対応していることから、日本でも利用者が増えている通販サイトです。
AIによる分析でアパレル商品のトレンドを予想し、デザインに反映しているのもポイント。
結果的に製造コストを安く抑えて、顧客満足度の向上につなげています。
ただし、ファストファッション全体に言えることですが、環境への配慮や劣悪な労働条件などが問題視されています。
メリット | ・トレンド商品を低価格で仕入れられる ・日本へ直送できる ・1点から仕入れ可能 |
デメリット | ・ファッション以外の商品がない ・持続可能性についての懸念がある ・質の低い商品もある |
Temu(テム)
Temu(テム)は、中国の安価な商品を手軽に購入できる日本語対応の通販サイトです。
2022年にアメリカでサービス開始後、日本では2023年7月よりサービスが開始されており、若い世代を中心にシェアを伸ばしています。
Temuの特徴は、サプライヤーから供給された商品の価格やマーケティング、アフターサービスなどを、Temu自体がコントロールしている点です。
これによりサプライヤーの負担を軽減しながら低価格化を実現し、市場での競争力を強化しています。
また、すべてのサプライヤーがTemuの倉庫に商品を納品する仕組みになっており、物流の最適化が図られているのも特徴です。
ただし、偽物や模倣品なども販売されているため、注意しなければならない面もあります。
あくまでも個人向けの通販サイトですので、大量仕入れを視野に入れている場合はアリババなどを活用するようにしましょう。
メリット | ・仕入れ単価が安め ・1点から仕入れ可能 ・セールやクーポンが充実している |
デメリット | ・大量購入には不向き ・質の低い商品もある ・偽物や模倣品も販売されている |
中国の通販サイトから仕入れるときの注意点
中国の通販サイトから商品を仕入れる際は、以下の点に注意しましょう。
- 信頼できる販売者から仕入れる
- 事前に関税や輸入税について調べておく
- 最小注文数(MOQ)を確認しておく
信頼できる販売者から仕入れる
中国の通販サイトを利用する際は、信頼できる販売者から仕入れるようにしましょう。
販売者の中には、質の悪い商品や偽物を取り扱う業者もいます。
商品画像とまったく異なる商品を発送する販売者もいるため、注意が必要です。
販売者が信頼できるかどうか判断する基準の1つとなるのが、アカウントの評価です。
悪い評価がたくさんあったり、評価数が少なかったりする販売者は過去に購入者とトラブルになっている可能性があります。
信頼できる販売者であれば、適切な顧客対応を行ってくれるでしょう。
事前に関税や輸入税について調べておく
中国の通販サイトで商品を仕入れる際は、事前に関税や輸入税について知識を身につけておくことが大切です。
例えば、仕入れ値1万円の革製バッグを50個輸入するとします。
合計金額は50万円ですが、革製品のバッグには関税が14%程度(あくまで目安です)かかる場合があるため、送料等含めない単純計算でも7万円前後の関税を支払う可能性が出てくるのです。
また、通関に必要な書類を提出しなければならないケースもあります。
書類の提出が遅れると、その分商品が手元に届くのも遅くなり、販売機会の損失につながってしまいます。
輸入に関する知識がなく心配な場合は、信頼できる通関士や代行業者を活用するようにしましょう。
最小注文数(MOQ)を確認しておく
販売者によってはMOQが決まっている点に注意してください。
MOQとは「Minimum Order Quantity」の頭文字を取ったもので、日本語では「最小注文数」の意味になります。
例えばアリババの場合「〇〇個以上で〇〇円」という記載がされており、大量に注文するほど単価が安くなる仕組みになっています。
この仕組みを知らずに「 表示価格 = 単価 」と勘違いして代行業者に購入依頼をかけてしまうと、トラブルに発展する可能性があるのです。
また「まずはテスト仕入れを行って、問題がなければ大量に仕入れたい」というケースもあるでしょう。
この場合、MOQを明示している販売者に対してコンタクトを取ってみることをおすすめします。
販売者によっては、テストとして少量のサンプルを発送してくれるので、代行業者を通じて問い合わせてみるとよいでしょう。
中国の通販サイトの安全性と危険性について
中国の通販サイトを利用する際は、安全性や危険性についても理解しておく必要があるでしょう。
ここでは、中国の通販サイトならではの考慮すべき安全性や危険性について、以下の3点に絞って紹介します。
- 個人情報を第三者に共有されるリスクがある
- フィッシングサイトへ誘導される可能性がある
- 商品に有害物質が含まれている危険性がある
個人情報を第三者に共有されるリスクがある
プライバシーポリシーが不明確で、個人情報を第三者に共有されるリスクがあります。
例えば、アカウント作成時に入力した個人情報が意図しない形で共有され、迷惑メールが増えてしまうなどの問題が考えられます。
個人情報の流出が心配な方は、代行業者を活用するなどして個人情報を無闇に入力しないようにしましょう。
フィッシングサイトへ誘導される可能性がある
中国の通販サイトには、フィッシングサイトや詐欺サイトに誘導される危険性もあります。
これは通販サイトに表示される外部サイトの広告や、一部の悪質な販売者が原因です。
多くの通販サイトでは広告枠を販売しているため、中にはフィッシングサイトへ誘導する目的で広告を出稿している業者もいるのが現状です。
また、海外バイヤー向けに詐欺を繰り返す悪質な販売業者もいるため、仕入れを行う際は必ずアカウントの評価を確認するようにしましょう。
商品に有害物質が含まれている危険性がある
韓国ソウル市の調査によると、SHEINやTemu、AliExpressなどの通販サイトで販売されている商品から、基準値を超える有害物質が検出されたそうです。
具体的には、女性用下着から発がん性物質が検出されたり、化粧品から皮膚感染症のリスクがある菌が検出されたと報告されています。
国によって基準値も異なりますが、健康面でのリスクを考えると注意が必要です。
万が一、仕入れた商品から有害物質が検出された場合、購入者とトラブルになることは間違いありません。
商品選定する際は、原材料なども調べたうえで信頼できる業者から仕入れるようにしましょう。
参考:SHEIN、Temu、アリエク…商品から“発がん性物質”検出の韓国発表を受け厚労省「情報収集中」 もし健康被害が発生したら?|Yahooニュース
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中国の通販サイトで買ってはいけないものは?
中国の通販サイトで買ってはいけない・買うのを控えたほうがよいものの代表例は以下のとおりです。
リスクの高い商品 | 理由 |
---|---|
有名ブランドや人気アニメキャラクターの商品 | ・著作権や商標権の侵害になるリスク |
精密機器 | ・PSEマークのない製品を輸入するリスク ・購入者から賠償責任を問われるリスク ・輸送中に破損するリスク |
食品 | ・残留農薬や添加物が含まれるリスク ・事前に輸入届が必要 |
化粧品 | ・薬機法(医薬品、医療機器等の品質、 有効性及び安全性の確保等に関する法律)に抵触するリスク ・関税で没収されるリスク |
医薬品 | ・許可なく輸入すること自体が禁止されている |
これらに該当する商品がすべて悪いというわけではないですが、リスクが高い傾向にあるカテゴリーなので、できるだけ避けるのが望ましいでしょう。
反対に、質が良いものは?
中国の通販サイトでおすすめなのは、いわゆるノーブランド品です。
機能性やデザイン性に優れた商品などは日本国内でもニーズが大きく、Amazonや楽天市場などでも多数販売されています。
ただし、中国の通販サイトには、見た目が同じでも仕様が異なる商品がたくさんあるため、仕入れる際は要確認です。
型番や商品の仕様をチェックしたうえで、高評価の多い販売者から仕入れるようにしましょう。
中国の通販サイトからの仕入れ方法
中国の通販サイトで仕入れる際は、大きく以下3つのパターンに分類できます。
- 通販サイト・アプリを使って直接仕入れる
- 代行業者に依頼して仕入れる
- 中国の販売者から直接仕入れる
通販サイト・アプリを使って直接仕入れる
通販サイトやアプリを使って、日本へ直送するパターンです。
AliExpressやTemu、SHEINなどの直送可能な通販サイトを活用します。
メリットは、1点から直送できることです。
うまく活用すればドロップシッピングのように、在庫を持たずに販売することもできるでしょう。
デメリットは仕入れ単価が高めである点や、自身で輸入の手続きが必要になる可能性がある点です。
代行業者を通していないため、トラブルや輸入に関する手続きを自分で行う必要があります。
ただし少量をテストで仕入れる場合は、手続きの手間もほとんどかかりません。
日本の通販サイトを利用するのと同じ感覚で利用できるので、どのようなクオリティの商品が届くのかチェックしてみたい方にもおすすめです。
代行業者に依頼して仕入れる
代行業者を使って仕入れるパターンです。
アリババやジンドンなどから商品を仕入れる際は、そもそも代行業者が必要になります。
代行業者を使うメリットは、仕入れコストを最小限に抑えられる点やリスクヘッジができる点です。
例えばさまざまな販売者から商品を仕入れる場合、代行業者の倉庫ですべての商品を収集してから日本へ発送できるため、トータルのコストが安くなる可能性があります。
また、中国国内のみで適用される返金や返品の対象にもなるため、不要な損害リスクも最小限にできるでしょう。
デメリットは代行業者の利用に関するコストが発生する点と、発送までに時間がかかる可能性がある点です。
代行業者の倉庫がある場所によっては、日本へ届くまでに時間がかかることもあります。仕入れ先から代行業者の倉庫までの距離が遠いと、余計に時間がかかってしまうでしょう。
事前に代行業者の所在地を確認しておき、タイムラグが少ない業者を選ぶことが大切です。
中国の販売者から直接仕入れる
最後に、中国の販売者から直接仕入れるパターンです。
通販サイトで何度かやり取りをした販売者に連絡を取って、直接取引を行います。
メリットは通販サイトの販売価格よりも安く仕入れられることです。通販サイトの販売手数料がかからないので、その分安く販売してくれる可能性があります。
デメリットは、販売者によってはトラブルに発展するケースがある点です。通販サイトでは問題がなかった販売者でも、直接取引になった途端に条件を変えてくることも考えられます。
日本人とは商習慣が異なるため、直接取引をする際は、事前に契約書を交わしておくようにしましょう。
中国からの商品仕入れは知見のあるプロに相談するのがおすすめ◎
中国の通販サイトはアプリの普及も相まって、より手軽に利用できる身近な存在になってきました。
しかし、ビジネスを目的として中国の通販サイトを利用する場合は、輸入に関する知識やリスクの理解など知っておくべきこともたくさんあります。
代行業者を使えば安心と考える方もいますが、信頼できる代行業者や相性のよい担当者を見つけるのは簡単ではありません。
「本格的な取引を想定して信頼できる代行業者を見つけたい」
「OEMなども見据えて中国の製造業者とつながりたい」
このようなニーズをお持ちの方は、事業者探しのプロであるECのミカタにご相談ください。
貴社の目的や課題をヒアリングした後、適切な代行業者やパートナーを見つけるお手伝いをいたします。
中国からの仕入れはもちろん、中国への越境ECを検討されている方にも、心強い支援事業者をご紹介いたします。
まずは、ざっくりとしたご希望でも構いませんので、フォームからお問い合わせくださいね。