イー・ロジット、TTX社の倉庫管理システムを国内初導入・稼働開始
株式会社イー・ロジット(以下:イー・ロジット)はTongtianxiao Japan株式会社(以下:TTX社)と共同で、TTX社の保有する倉庫管理システム(以下:WMS)の日本へ向けたローカライゼーションを実施。国内初の導入を成功させ、稼働を開始させたことを公表した。
より正確な出荷オペレーション、ドライバーへの負担軽減を目指す
TTX社はアジアを代表する包括的なデジタルサプライチェーンソリューションプロバイダーとして、予見性のある技術プラットフォームであるサイバークラウドを基盤とし、WMSや注文フルフィルメントシステム(OMS)、輸送管理システム(TMS)といった包括的なデジタルサプライチェーンアプリケーションシステムを提供している。
今回イー・ロジットとTTX社が共同することで、よりスピーディーで正確な出荷オペレーション、及びドライバーに対する負担軽減の実現に向けた新型WMSの導入が実現した。
これによって、EC事業者側から受信した受注データの接続効率を向上させ、運送会社への出荷をよりスムーズかつスピーディーに進めることが可能となる。配達日時や受取方法、受取場所などの出荷指示データの送受信機能も追加されたことで、再配達率の削減、さらにはドライバーの負担軽減も期待されるだろう。
欠品や過剰在庫による機会損失を削減
新型WMSには、テックタッチ株式会社のデジタルアダプションプラットフォーム(DAP)を同時に実装している。これによって、運用現場における新メンバーへの教育をなくし、スムーズな引き継ぎが実現するという。
イー・ロジットは同WMSについて、以下のようにコメントしている。
「業務の標準化・デジタル化により属人化を無くした正確な倉庫管理を実現し、荷主様に最適な倉庫コストの提供を可能とし、過不足のない在庫管理により欠品や過剰在庫による機会損失を削減することで、荷主様や運送会社、ステークホルダーの顧客満足を向上することが可能となります」
今後も同社はTTX社との協業を進め、新型WMSの国内における外販ならびにコンサルティングを事業化する姿勢を見せる。国内物流をより円滑にする取り組みとして、今後の展開も注視していきたい。