ロジクラがスマレジとの連携を刷新 店舗とECの連携機能を提供
株式会社ロジクラ(以下:ロジクラ)は2025年1月22日、提供する在庫管理システム「ロジクラ」と、クラウドPOSレジ「スマレジ」との連携を刷新し、OMO戦略につながる店舗とECの連携機能の提供を発表した。
店舗・倉庫間の配送管理・効率化を実現
「スマレジ」はiPadやiPhoneを用いた高機能POSレジであり、データをクラウド管理することでリアルタイムの売上分析が可能だ。一方、「ロジクラ」は、卸売・小売事業者向けの在庫管理や発注管理を簡単に行えるSaaSとして、幅広い機能を提供している。
今回発表された連携の刷新は、店舗とECを同時に展開する顧客に対して、以下の3つを実現することを目的としている。
◆店舗とECのリアルタイムな在庫連携
◆店舗・倉庫在庫の一元管理と可視化
◆倉庫から店舗、店舗から倉庫への配送指示の連携
これらが実現することで、全体の在庫数を常に把握・最適化し、欠品や過剰在庫を防止することが可能に。さらに、本連携を利用したオペレーションを構築することで、店舗スタッフは「スマレジ」を、倉庫スタッフは「ロジクラ」を操作して店舗・倉庫間の配送管理・効率化を実現できるとしている。
店頭の在庫がなくなった場合の、オペレーション例
※参考:在庫管理システムの「ロジクラ」がスマレジ連携を刷新(株式会社ロジクラ)
OMO戦略の立案と実行を支援
複数の販売チャネルを持つことが一般的となり、在庫・出荷管理が複雑化する中で、ロジクラではいち早くこのトレンドに着目し、2020年に最初のPOS連携機能をリリース。導入事業者にサービスと連携機能を提供してきた。
その一方で、リリース後の運用を通じて、事業者が本当に実現したい「ECと店舗の完全な在庫の一元化」や「店舗と倉庫間の柔軟な配送」を達成するには、さらなる機能強化が必要であることも明らかになったという。
同社ではこうした状況を背景に継続的に機能を改善しており、今回新たに「店舗間移動の入出荷連携」「リアルタイム在庫連携」の機能を拡充。「事業者様が描く新しい店舗戦略を実現し、店舗とEC販売を融合させるOMO戦略の立案と実行を強力に支援する」としている。
また、今後について「店舗に限らず卸・ECなどの様々な販売チャネルとの連携・データ統合を行うことで、業務の基幹となるシステムを提供し、事業者様の販売戦略の立案・実行支援を進める」とも。多様化する事業者のニーズに寄り添う機能の、一層の進化にも期待したい。