郵便局に初設置のマルチエキューブで「はこぽす」サービスの提供を開始

ECのミカタ編集部

郵便局に初めて設置した多機能ロッカー「マルチエキューブ」における 「はこぽす」サービスの提供開始

日本郵便株式会社は、株式会社JR東日本スマートロジスティクスが管理する多機能ロッカー「マルチエキューブ」を、2024年12月に鎌倉郵便局に設置していたが、2025年1月24日より、同郵便局の「マルチエキューブ」を「はこぽす(※1)」として利用できるサービスを開始すると公表した。

※1:荷物を郵便局などに設置されたロッカーで受け取り、または差し出せるサービス

「マルチエキューブ」を「はこぽす」として利用可能に

「マルチエキューブ」は予約、預け入れ、受け取り、発送という4つの機能を1台で利用できる多機能ロッカー。2025年1月15日時点で、東京駅や新宿駅など153駅に合計401台が設置されている。

郵便局への設置は鎌倉郵便局が初のケースで、今回は同郵便局の「マルチエキューブ」を「はこぽす」として利用し、ゆうパックの受け取りができるサービスがスタートする。利用方法は以下の通りだ。

◆商品購入時に指定する場合
通販サイトやフリマアプリなどの商品購入時に「はこぽす」で受け取りが可能な商品の場合、受取場所として「マルチエキューブ」を指定する(※2)。

◆再配達時に指定する場合
日本郵便のMyPost「再配達(はこぽす)のお申し込み受付」から再配達を申し込む際に、「マルチエキューブ」を指定する(※3)。

◆荷物の受け取り方法
「マルチエキューブ」に荷物が配達された後、受取人に送付される電子メールに従って荷物を受け取る。

※2:ロッカー名称:鎌倉郵便局マルチエキューブ MH-1「はこぽす(PUDO)」
※3:再配達での利用には、日本郵便の「MyPost」への事前登録が必要

利用状況に応じて郵便局への設置を検討

JR東日本スマートロジスティクスは鎌倉郵便局への「マルチエキューブ」設置時に、「地域・社会のインフラである郵便局に利便性の高い荷物の一時預かり・受け取りサービス等を提供し、さらなる利便性の向上を図ります」と発表している。

同じく日本郵便では、今後の利用状況によってほかの郵便局への設置も検討していく構え。ユーザーの利便性向上と持続可能な物流の実現の両方に寄与する取り組みとなるか、今後の展開を追っていきたい。

画像出典元:郵便局に初めて設置した多機能ロッカー「マルチエキューブ」における「はこぽす」サービスの提供開始(日本郵便株式会社)
画像出典元:郵便局初!多機能ロッカー『マルチエキューブ』を鎌倉郵便局に新設します(株式会社JR東日本スマートロジスティクス)


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